2011年1月26日水曜日

Reality?

昨日、Strategy Formulationの第1回目講義があった。そこで、これまでビジネススクールでの経験に大満足だったのだが、初めてクエスチョンマークがつきそうな出来事があった。授業でちゃんとケースディスカッションをするのは初めてだったので、結構楽しみにしていたのだが、ちょっとこの先が思いやられるような感じだった。冒頭でBen and Jerrys'の課題についてあらかた話した後に、「君がBen and Jerrys'の新しいCEOだとして、1日目に何をするか?」と聞かれて、学生達は事前に読み込んでいたHBSのケースから読み取った課題に対して片っ端から色んな施策を発言していた。これには相当違和感。まずは外部環境と内部環境分析をして事業とかエリア別の経営目標を決めて、将来的にどうあるべきか考えることが先だろ、と思う。実際のビジネスだったらそうするだろうし、うちの会社でコンサルティングする際にもそういう作業プランを引くのが普通だし。ということを言いたくて言いたくて、必死に手を挙げたのだが、冒頭の課題について話した時に発言してしまったからかまったく当ててもらえず、発言できず。教授も別に口出しをするわけでもなく、ひたすら施策について意見を引き出すばかりで、本当に?という感じだった。次の授業がつまっていたので授業後に教授と話すチャンスがなかったのでモヤモヤが残ったまま。
今朝、韓国人の友達と「あれって、何か変だったよね」と話したら「僕もそう思った。単なるブレインストーミングだし、実際のビジネスだったらまずは目標設定しないと施策に優先順位つけられないし」と同じことを考えていたらしい。教室にいる以上、現実世界と同じシチュエーションを求めるのは無理なのは分かっているけど、ちょっとがっかりだった。これが「慣らし」だったからということを信じたい。

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