2011年1月30日日曜日

No Disclosure Policy

成績非公開についてはStanfordは成績非公開主義で有名で、学校も生徒も企業に求められても成績公開することは無いらしい。Columbia Business Schoolには学生内の決まりは無いので、企業(特に投資銀行や戦略コンサルティングファーム)はリクルーティングの際にCorportate FinanceやFinancial Accountingの成績がAだったかどうかを聞いてくるので学生も応じているとのこと。
問題はCore Classes(必修科目)に関しては各成績の分布が決まっているので、皆がAを取れるわけでもない。そのため学生間での競争が発生し、それが協力的な環境作りだったり、新しい分野へのチャレンジを阻害しているという成績公開を否定的に見る学生もいる。かたや、成績非公開にすることによって学生が勉強に力を入れなくなるという懸念もあるため、一概に成績非公開にしたらいいのかというとそうでもないというのが実際のところ。
日本企業で成績を気にしてくる企業は殆ど無いし、後述するがJ-Termでは成績を気にする雰囲気が全く無いので、若干しみじみ感の無い話題なのだが、アメリカで就職活動をする際に成績を聞かれるのは普通らしく、特にアメリカ人は成績を気にしているらしい。J-Termは戦略ファームからの派遣やファミリービジネス出身者が多いので、あまり成績に関してピリピリした雰囲気は無いが、9月入学はキャリアスイッチを考えている学生も多いため、試験近くになると相当緊張感があるらしい。
Columbia Business Schoolでも成績非公開主義を導入すべきという提案書をJ-Termの同級生の1人がGBA(生徒会)に提出したらしいので、今晩その議論が行われるとのこと。ただ、ニューヨークという土地で非公開にしてしまうと本当に学生が勉強しなくなってしまう懸念もあるし、別に公開することについては問題ないのではないかと思う。今晩、GBAのミーティングで議論されるらしい。そんなに簡単には決まらなさそうな気がする。

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