成績非公開についてはStanfordは成績非公開主義で有名で、学校も生徒も企業に求められても成績公開することは無いらしい。Columbia Business Schoolには学生内の決まりは無いので、企業(特に投資銀行や戦略コンサルティングファーム)はリクルーティングの際にCorportate FinanceやFinancial Accountingの成績がAだったかどうかを聞いてくるので学生も応じているとのこと。
問題はCore Classes(必修科目)に関しては各成績の分布が決まっているので、皆がAを取れるわけでもない。そのため学生間での競争が発生し、それが協力的な環境作りだったり、新しい分野へのチャレンジを阻害しているという成績公開を否定的に見る学生もいる。かたや、成績非公開にすることによって学生が勉強に力を入れなくなるという懸念もあるため、一概に成績非公開にしたらいいのかというとそうでもないというのが実際のところ。
日本企業で成績を気にしてくる企業は殆ど無いし、後述するがJ-Termでは成績を気にする雰囲気が全く無いので、若干しみじみ感の無い話題なのだが、アメリカで就職活動をする際に成績を聞かれるのは普通らしく、特にアメリカ人は成績を気にしているらしい。J-Termは戦略ファームからの派遣やファミリービジネス出身者が多いので、あまり成績に関してピリピリした雰囲気は無いが、9月入学はキャリアスイッチを考えている学生も多いため、試験近くになると相当緊張感があるらしい。
Columbia Business Schoolでも成績非公開主義を導入すべきという提案書をJ-Termの同級生の1人がGBA(生徒会)に提出したらしいので、今晩その議論が行われるとのこと。ただ、ニューヨークという土地で非公開にしてしまうと本当に学生が勉強しなくなってしまう懸念もあるし、別に公開することについては問題ないのではないかと思う。今晩、GBAのミーティングで議論されるらしい。そんなに簡単には決まらなさそうな気がする。
2011年1月30日日曜日
2011年1月29日土曜日
Association Day
Columbia Business Schoolには100を超えるStudent Group(日本でいうサークル)がある。昨日はUrisに各グループがブースを作り、そこで合同説明会が開催された。
Japan Business Associationは勿論入る予定なのでブースに立ち寄り、その他にも気になった以下のグループのブースに足を止めて説明してくれた学生に色々と話を聞いた。
何故か(というか必然?)Investment Banking ClubはMembership Feeが150ドルと高いが、大体1年間の登録料が40ドルくらい。全部入ると500ドルくらいになってしまうのは痛いが、Professional系のクラブはInternshipの情報を流してくれるので、どれだけ活動できるか分からないが入っておこうと思う。
Japan Business Associationは勿論入る予定なのでブースに立ち寄り、その他にも気になった以下のグループのブースに足を止めて説明してくれた学生に色々と話を聞いた。
- Management Consulting Association
- Investment Banking Club
- Private Equity and Venture Capital Club
- Columbia Entrepreneurship Organization
- Retail and Luxury Goods Club
- Small Business Consulting Club
- Asian Business Association
- Wine Society
何故か(というか必然?)Investment Banking ClubはMembership Feeが150ドルと高いが、大体1年間の登録料が40ドルくらい。全部入ると500ドルくらいになってしまうのは痛いが、Professional系のクラブはInternshipの情報を流してくれるので、どれだけ活動できるか分からないが入っておこうと思う。
2011年1月28日金曜日
Happy Hour
CBSにはHappy Hourというイベントがあり、毎週木曜日の7時から10時はUrisのカフェテリアがクラブになって、食事やアルコールが無料で振る舞われる(と言っても学費に込みなので還流してるだけですが)。
中でもFall, Springそれぞれ最初のHappy Hourは特別な意味を持つ。というのも、Fallは新1年生が入学して初めてのHappy Hourであり、SpringではJ-Termが加わって初めて1年生が勢揃いするからだ。最初のHappy Hourでは各クラスターに時間が割り振られて、そこでダンスとCheerをすることになっている。またクラスター独自デザインのTシャツとビールグラスを用意するのが伝統なので、そこそこ準備が大変。
Happy Hour3時間前に大教室に集まって即興のリハーサル。同級生2人が振り付けを考えてくれたので、まずはそれに従ってやってみたのだが、皆がどんどんアイディアを出していくので結構最初と変わってしまった。それでも、何となく纏まっていくのは不思議なんだけどね。日本だったら2人の振り付けに従うというのが一般的に見られる光景なんだろうが、ここでは皆が意見を主張することは厭わないし、議論するのが当たり前。パーフェクトに振り付けを覚えることはなかったが、「とりあえず叫んでおこう」というノリの部分だけ皆で確認てリハーサルは終了した(笑)
Happy Hourはとにかくもの凄い人。それもそのはず。2学年合わせて1400人ほど在籍しており、さらに学生は1人だけ招待していいことになっているから。勿論、全学生が参加するわけじゃないけど。ダンスの方は、あまりの混雑ぶりに全く練習通りに出来なかったが、「とりあえず叫んでおこう」というノリに従い、皆ずっと「Cluster X!!!」と叫んでいた(笑)
2011年1月26日水曜日
Reality?
昨日、Strategy Formulationの第1回目講義があった。そこで、これまでビジネススクールでの経験に大満足だったのだが、初めてクエスチョンマークがつきそうな出来事があった。授業でちゃんとケースディスカッションをするのは初めてだったので、結構楽しみにしていたのだが、ちょっとこの先が思いやられるような感じだった。冒頭でBen and Jerrys'の課題についてあらかた話した後に、「君がBen and Jerrys'の新しいCEOだとして、1日目に何をするか?」と聞かれて、学生達は事前に読み込んでいたHBSのケースから読み取った課題に対して片っ端から色んな施策を発言していた。これには相当違和感。まずは外部環境と内部環境分析をして事業とかエリア別の経営目標を決めて、将来的にどうあるべきか考えることが先だろ、と思う。実際のビジネスだったらそうするだろうし、うちの会社でコンサルティングする際にもそういう作業プランを引くのが普通だし。ということを言いたくて言いたくて、必死に手を挙げたのだが、冒頭の課題について話した時に発言してしまったからかまったく当ててもらえず、発言できず。教授も別に口出しをするわけでもなく、ひたすら施策について意見を引き出すばかりで、本当に?という感じだった。次の授業がつまっていたので授業後に教授と話すチャンスがなかったのでモヤモヤが残ったまま。
今朝、韓国人の友達と「あれって、何か変だったよね」と話したら「僕もそう思った。単なるブレインストーミングだし、実際のビジネスだったらまずは目標設定しないと施策に優先順位つけられないし」と同じことを考えていたらしい。教室にいる以上、現実世界と同じシチュエーションを求めるのは無理なのは分かっているけど、ちょっとがっかりだった。これが「慣らし」だったからということを信じたい。
今朝、韓国人の友達と「あれって、何か変だったよね」と話したら「僕もそう思った。単なるブレインストーミングだし、実際のビジネスだったらまずは目標設定しないと施策に優先順位つけられないし」と同じことを考えていたらしい。教室にいる以上、現実世界と同じシチュエーションを求めるのは無理なのは分かっているけど、ちょっとがっかりだった。これが「慣らし」だったからということを信じたい。
2011年1月25日火曜日
反射神経
オリエンテーション中からスタートしたFinancial AccountingとManagerial Statisticsに加えて、今週からStrategy Formulation、Managerial Economics、Corporate Financeの3つの授業が加わって通常の時間割でのカリキュラムがスタート。毎日授業があるが時間割だけ見るとスケジュールは結構ゆったり。月曜日と水曜日に3つ授業が入っている以外は、火曜日と木曜日が午前中に2つ、金曜日は午前中に1つだけ授業が入っているだけ。通常は金曜日は授業が無くて皆就職活動にあてたり、クラブ活動に勤しんだりするのだが、春学期前半だけは特別にStatisticsの講義が入っている。しかし課題もてんこ盛りなのであんまり実際ゆっくりはしてられない。今日も午前中で授業が終わったが、学校に提出しなければならないLearning TeamのTeam Charter(チーム内での決まりごと)を話しあったり、図書館にこもってFinancial Accountingの課題に取り組んでいたらあっという間に夜になっていた。
AccountingとかStatisticsの授業を受けていて思ったが、英語で数字に関して聞いて、話すということに対してもっと反射神経を鍛えないとならんと痛感。GMATのMathで求められるのとは違い、文字に落ちていない数字や計算という数学的な情報を「聞いて」「理解して」「考えて」「話す」するというのは結構大変。日本語であれば不自由を感じないだろうが、英語だと全然勝手が違う。もっと反射神経を鍛えないと。
AccountingとかStatisticsの授業を受けていて思ったが、英語で数字に関して聞いて、話すということに対してもっと反射神経を鍛えないとならんと痛感。GMATのMathで求められるのとは違い、文字に落ちていない数字や計算という数学的な情報を「聞いて」「理解して」「考えて」「話す」するというのは結構大変。日本語であれば不自由を感じないだろうが、英語だと全然勝手が違う。もっと反射神経を鍛えないと。
2011年1月23日日曜日
Japan Study Tour打ち合わせ
今日は日曜日なので羽を伸ばしたいところだけど、出かける気にならない。というのも今日のニューヨークは寒い!最高気温が−4度で、最低気温がなんと−14度。寒すぎてあまり出かける気にならない・・。幸い、宿題はたっぷりあるので家で過ごすためのネタには事足らないのだが。
さて、昨日は3月に予定しているChazen Japan Study Tourの打ち合わせ兼鍋パーティのためCBSの1年生日本人学生5人でColumbus Circle近くの高級アパートに住んでいる同級生の家に集まった。Google Mapでアパートの場所を調べた時に、Street Viewもチェックしたがアパートのあまりにゴージャスでびっくりしたのだが、実物もStreet Viewに負けないくらいの凄さだった。あんなところに住める彼が羨ましい。オンキャンパスのアパートに住む同級生と「いや、僕ら今のアパート気に入っているし」と若干強がりを言ってしまうほど、完全に負けていた(とほほ)。
Study TourはCBS公式の研修旅行で今回で20数回を数える伝統行事。他のビジネススクールでも同様の名称で学生による日本への研修旅行を企画しているところは結構あると思う。CBSでは、毎年3月のSpring Brakeの際に日本に1週間ほど滞在し、そして京都や複数社の企業訪問を通じて日本の文化だったりビジネスについてより深く知ってもらうことを目的としている。僕は1月から準備に参加させてもらっているのだが、9月入学の4人の準備のお陰で全体の行程は概ね固まりつつある。その中で僕らの最大関心事は費用面。やはり円高の影響があり日本への旅行費用がドルベースで跳ね上がってしまっている。留学生の立場で言うと円高は学費も生活費も押さえられるので非常に有り難いのだが、日本への旅行を考えている海外在住者にしてみると全然有り難くないということで、若干複雑な心境。その分を何とかカバーしようと寄付金集めに奔走。昨日時点での寄付金額をベースに計算したところ何とか学生に伝えていた予算内に収まりそうな感じだけどそれでもやっぱり高い。外国人旅行客の観光事業を強化しようとしている日本だけど、この為替だと経済的ハードルが高すぎる。
打ち合わせの後は鍋!アパートの住人である同級生が手際料理を準備してくれて、非常においしい晩ご飯になった。しかし彼本当にマメである。頭脳明晰で、語学が堪能で、エリート銀行員で、コロンビアMBAで、こんな高級アパートに住んで、家事も出来るだなんて、僕が女性だったら確実に飛びつくであろう(笑)
アパートへの帰りはちょっと寄り道してHudosn HotelでTuckの学生と1杯。彼らはCBSの同級生の知り合いで、New YorkにMcKinseyの面接のために来ていた。Hudson Hotelのオープンキッチンはなかなか洒落ていた。最近つくづく思うけど、本当にお金があると楽しい街だと思う、、ニューヨークは(泣)
さて、昨日は3月に予定しているChazen Japan Study Tourの打ち合わせ兼鍋パーティのためCBSの1年生日本人学生5人でColumbus Circle近くの高級アパートに住んでいる同級生の家に集まった。Google Mapでアパートの場所を調べた時に、Street Viewもチェックしたがアパートのあまりにゴージャスでびっくりしたのだが、実物もStreet Viewに負けないくらいの凄さだった。あんなところに住める彼が羨ましい。オンキャンパスのアパートに住む同級生と「いや、僕ら今のアパート気に入っているし」と若干強がりを言ってしまうほど、完全に負けていた(とほほ)。
Study TourはCBS公式の研修旅行で今回で20数回を数える伝統行事。他のビジネススクールでも同様の名称で学生による日本への研修旅行を企画しているところは結構あると思う。CBSでは、毎年3月のSpring Brakeの際に日本に1週間ほど滞在し、そして京都や複数社の企業訪問を通じて日本の文化だったりビジネスについてより深く知ってもらうことを目的としている。僕は1月から準備に参加させてもらっているのだが、9月入学の4人の準備のお陰で全体の行程は概ね固まりつつある。その中で僕らの最大関心事は費用面。やはり円高の影響があり日本への旅行費用がドルベースで跳ね上がってしまっている。留学生の立場で言うと円高は学費も生活費も押さえられるので非常に有り難いのだが、日本への旅行を考えている海外在住者にしてみると全然有り難くないということで、若干複雑な心境。その分を何とかカバーしようと寄付金集めに奔走。昨日時点での寄付金額をベースに計算したところ何とか学生に伝えていた予算内に収まりそうな感じだけどそれでもやっぱり高い。外国人旅行客の観光事業を強化しようとしている日本だけど、この為替だと経済的ハードルが高すぎる。
打ち合わせの後は鍋!アパートの住人である同級生が手際料理を準備してくれて、非常においしい晩ご飯になった。しかし彼本当にマメである。頭脳明晰で、語学が堪能で、エリート銀行員で、コロンビアMBAで、こんな高級アパートに住んで、家事も出来るだなんて、僕が女性だったら確実に飛びつくであろう(笑)
アパートへの帰りはちょっと寄り道してHudosn HotelでTuckの学生と1杯。彼らはCBSの同級生の知り合いで、New YorkにMcKinseyの面接のために来ていた。Hudson Hotelのオープンキッチンはなかなか洒落ていた。最近つくづく思うけど、本当にお金があると楽しい街だと思う、、ニューヨークは(泣)
2011年1月20日木曜日
Cluster Chair
今日は夕方にCluster ChairとAcademic Chairの立候補者による演説会があった。Cluster Chairとはいうなれば学級委員のようなもので、文字通りClusterのリーダーとしてCluster Xを纏め、Academic ChairはClusterとファカルティの架け橋となり学生の本分である「学業」を円滑に進めるために人肌脱ぐというこれまた重要な役割を担う。
見事に僕らの潜在意識を反映したかのごとくAcademic Chairには1人しか立候補者がいなかったが、Cluster Chairには5人の同級生が立候補し、選挙演説をした。生徒会選挙の立会演説会のようで、中学、高校時代を思い出した。彼らは言うなればリーダーになりたいと思っている人たちの、更にリーダーになろうとしているわけで、立候補するだけでも尊敬に値するのだが、それだけ彼らの熱意も相当である。堂々たる演説をしていた。
Clusterにはこの2つのポジション以外にも、Social Chairなどいくつかポジションがあり、僕はそのうちの1つを狙っているのでAcademic Chairには興味があったがあえて立候補しなかった。
選挙はオンラインで投票実施し、月曜日には投票結果が分かるはず。誰がなるのか楽しみである。
見事に僕らの潜在意識を反映したかのごとくAcademic Chairには1人しか立候補者がいなかったが、Cluster Chairには5人の同級生が立候補し、選挙演説をした。生徒会選挙の立会演説会のようで、中学、高校時代を思い出した。彼らは言うなればリーダーになりたいと思っている人たちの、更にリーダーになろうとしているわけで、立候補するだけでも尊敬に値するのだが、それだけ彼らの熱意も相当である。堂々たる演説をしていた。
Clusterにはこの2つのポジション以外にも、Social Chairなどいくつかポジションがあり、僕はそのうちの1つを狙っているのでAcademic Chairには興味があったがあえて立候補しなかった。
選挙はオンラインで投票実施し、月曜日には投票結果が分かるはず。誰がなるのか楽しみである。
2011年1月19日水曜日
元シンガーのCBS学生
同級生には変わった経歴を持つ人間が沢山いる。Master of Musicの学位を持っているヘッジファンドのファウンダーとか、ファミリービジネスの取締役になっているベネズエラ人とか、ハーバードで政治学を学んで、NYUで生理学のPhD課程に進み、半年で止めてColumbia Medical Schoolに入って今はBusiness SchoolとのDual Degreeにチャレンジしている医学部生とか。到底日本で仕事をしていたら出会えない人間ばかりなので、彼らと話をするのは物凄く楽しい。まるでメルヘン童話を聞くような気分になる。
今日は、一緒に晩御飯を食べに行ったコロンビア人の同級生の話で盛り上がった。彼も多くの南米出身の学生のようにファミリービジネスの1つを経営者として仕切っているのだが、何と驚くことに元シンガー。しかも半端じゃない。何とデビューアルバムがコロンビアでチャート1位に輝いたことがあるくらいの人気シンガーだったというから驚きだ。「7000人の観衆の前で歌うことに比べれば、教室で発言することなんて訳ないよ。」と。納得。Youtubeにもシンガー時代の動画がアップされていると言われたので早速チェックしてみた(スペイン語で何言っているか分からないが・・)。
今日は、一緒に晩御飯を食べに行ったコロンビア人の同級生の話で盛り上がった。彼も多くの南米出身の学生のようにファミリービジネスの1つを経営者として仕切っているのだが、何と驚くことに元シンガー。しかも半端じゃない。何とデビューアルバムがコロンビアでチャート1位に輝いたことがあるくらいの人気シンガーだったというから驚きだ。「7000人の観衆の前で歌うことに比べれば、教室で発言することなんて訳ないよ。」と。納得。Youtubeにもシンガー時代の動画がアップされていると言われたので早速チェックしてみた(スペイン語で何言っているか分からないが・・)。
2011年1月16日日曜日
New York Advantage
Columbia Business Schoolの自慢の1つが「New York Advantage」。僕も受験の時に書いたエッセーにCBSを選んだ理由の1つとして上げたが、学校が始まって間もないが正直見くびっていたと思うくらいその凄さを感じ始めている。
まずColumbia Universityの学生は芸術・文化施設に無料で入れるし、JazzやNew Yorkフィルなどのクラシック、ミュージカルなどのチケットが超格安で手に入る。無料で入れる施設にはメトロポリタンやMoMAなど。ブロードウェイミュージカルは例えばWickedが通常140ドルくらいのところを50ドルとかで見ることが出来る(勿論、枚数に制限はある)。私費留学でなるべく節約したい人間にしてみると、ニューヨークの良さを気軽に楽しめるのは本当に有り難い。
そしてクオリティの高いレストランが揃っている。「スポンサー」がいる時以外にはなるべく外食をしないようにしているのだが、こっちに来てから何回かこっちのレストランに行くチャンスがあった。イタリアン、フレンチ、コリアン、ジャパニーズなどなどとにかく何でもあるし、とにかく選択肢が多くて困るほど。ニューヨークに住んで長い友達にいいレストランを教えてというとどんどんお勧めレストランが出てくる。昨日は同級生が奢ってくれたのだが(笑)、彼が紹介してくれたPerbaccoというレストランで食べたクレームブリュレパルミジャーノは本当においしかった。会社の先輩と行ったEnというジャパニーズレストランも非常によかった。外食の方は予算の都合上頻繁に堪能できるもんじゃないのだけど、年に2回開催されるレストランウィークというイベントでは超有名店も含まれる膨大な数のレストランでランチ24.07ドル、ディナー35ドルと格安で楽しむことが出来る。
またバーやクラブが多い。こっちに来るまでは「クラブとかうるさくて嫌だわー」と思っていたけど、日本の飲み会に比べるとリーズナブルでいい。素晴らしいシステムだと思う。飲みたい人間はバーで酒買えばいいし、飲みたくない人間はソフトドリンク一杯だけ買ってネットワーキングに勤しめばいい。飲まないし、食べない僕にとっては、小額で友人と色んな話が出来るのは本当に有り難い。
勿論、New York Advantageは味わいつくしたわけじゃないが、上述のようにこっちに来て1ヶ月ほどで驚くようなことがやまほど。これから学校が始まれば、学びやキャリアの機会についてその意味を理解していくような出来事が沢山起こるのではないかと期待は膨らむばかりである。
2011年1月15日土曜日
Reflection on the first week in CBS...
毎日ブログを更新するぞ、という気力はどこへやら。朝から晩までスケジュールが詰まっていたので、始まったばかりなのに挫折してしまった(笑)事実、1週間が2倍、3倍の期間に感じられるほど濃密でエキサイティングな1週間だったから仕方ない。語彙不足でうまく表現出来ないのが申し訳無いが、本当に沢山の人に会い、これまで聞いたことの無いような話を沢山聞き、ファカルティの感動的な講義を受け、パーティに行き大音量で殆ど聞こえないのに会話しているふりをしたり、とにかくとにかくこんな濃い時間を過ごしたことがあるだろうかというくらいの「濃さ」だった。
ただエキサイトする一方で冷静に考えると、やっぱり英語がまだまだだ。一筋縄にはいかないとは覚悟して乗り込んだものの、ディスカッションも日常会話もまだまだ。帰国子女でもなく海外在住経験もなく「純国産」でビジネススクールを目指される人はやっぱりTOEFL iBTで115点くらい取れるような英語力が無いと最初から議論についていくのは相当しんどいと思う。是非とも小さくまとまらないでもらいたい。勿論、足切り点がクリア出来ればいいやという話も合格するためだけであれば事足りるかもしれない。でも、全然宜しくない。HBSが109点の足切り点を設定していて、一時ふざけんな、そんなん無理だ、と思ったが、ある意味納得出来る。英語の勉強に来ているわけではないので、このハンデはやっぱり入学前に乗り越えるべきなんだろうなと思った。正直、クラスターの仲間達を見ていると留学生でも英語でハンディを感じているのはアジアからの留学生だけである。これは想像以上のしんどさや・・orz
ただエキサイトする一方で冷静に考えると、やっぱり英語がまだまだだ。一筋縄にはいかないとは覚悟して乗り込んだものの、ディスカッションも日常会話もまだまだ。帰国子女でもなく海外在住経験もなく「純国産」でビジネススクールを目指される人はやっぱりTOEFL iBTで115点くらい取れるような英語力が無いと最初から議論についていくのは相当しんどいと思う。是非とも小さくまとまらないでもらいたい。勿論、足切り点がクリア出来ればいいやという話も合格するためだけであれば事足りるかもしれない。でも、全然宜しくない。HBSが109点の足切り点を設定していて、一時ふざけんな、そんなん無理だ、と思ったが、ある意味納得出来る。英語の勉強に来ているわけではないので、このハンデはやっぱり入学前に乗り越えるべきなんだろうなと思った。正直、クラスターの仲間達を見ていると留学生でも英語でハンディを感じているのはアジアからの留学生だけである。これは想像以上のしんどさや・・orz
2011年1月14日金曜日
オリエンテーションは続くよどこまでも・・・
学校が始まって急に忙しくなって大分余裕がなくなってきた。時間的にも、脳の処理能力的にも(泣)
日中はオリエンテーション、夜はラーニングチームで課題に取り組んだり、ネットワーキングで予定が詰まっているので、スケジュールがパンパン。朝8時30分くらいに家を出て、帰ってくるのは夜11時とか12時とかだったりする。やっぱり英語でのコミュニケーションはかなり改善の余地があり、脳もフル回転なので1日が終わるとヘトヘト(悔しい!)。でも他の学生は元気で一昨日の夜はボーリングに行った後にクラブに行き、4時とかまで飲んでいたらしい。ただ明け方まで飲んで授業に遅刻する学生がいるのは若干どうかなと思う。昨日の朝は遅刻する学生が続出。9時から11時でプレゼンテーションスキルに関するセミナーだったが、僕のクラスターでは2割弱の学生が遅刻、もしくはセミナー自体をスキップ。損をするのは自分たちなので、自己責任と言ってしまえばそうなのかもしれないが、流石に空席が沢山あると講師の人たちにも申し訳無いと感じてしまうのは自分だけなんだろうか。
さてとりあえず今日でオリエンテーション1週目が終了。月曜日は祝日なので3連休だ。特に課題もないはずだからゆっくりしよう。どうせ来週から講義が始まって更に忙しくなるし。
日中はオリエンテーション、夜はラーニングチームで課題に取り組んだり、ネットワーキングで予定が詰まっているので、スケジュールがパンパン。朝8時30分くらいに家を出て、帰ってくるのは夜11時とか12時とかだったりする。やっぱり英語でのコミュニケーションはかなり改善の余地があり、脳もフル回転なので1日が終わるとヘトヘト(悔しい!)。でも他の学生は元気で一昨日の夜はボーリングに行った後にクラブに行き、4時とかまで飲んでいたらしい。ただ明け方まで飲んで授業に遅刻する学生がいるのは若干どうかなと思う。昨日の朝は遅刻する学生が続出。9時から11時でプレゼンテーションスキルに関するセミナーだったが、僕のクラスターでは2割弱の学生が遅刻、もしくはセミナー自体をスキップ。損をするのは自分たちなので、自己責任と言ってしまえばそうなのかもしれないが、流石に空席が沢山あると講師の人たちにも申し訳無いと感じてしまうのは自分だけなんだろうか。
さてとりあえず今日でオリエンテーション1週目が終了。月曜日は祝日なので3連休だ。特に課題もないはずだからゆっくりしよう。どうせ来週から講義が始まって更に忙しくなるし。
2011年1月12日水曜日
飲みニケーションすら難しや・・・
遂に、遂に、遂に、オリエンテーションがスタート。僕はCluster Xにアサインになり、Xダンスを踊るPeer Adviserの超ハイテンションな歓迎を受けた。Learning Teamのアサインメントも発表。自分で選べと言われたら絶対に選ばなさそうなチームメンバーが集っているので一抹の不安を覚えたが、ポジティブに考えれば実際に実社会に戻った時に折り合いそうなメンバーとばかり仕事をするわけでもないので、こういう最初は「うわっ」と思うようなメンバーとも上手くやっていくことが出来れば学びも多いし、自信になるのではないかと思う。
ちなみに、まだ2日しか経っていないが、想像以上に英語で苦労している。オリエンテーションとは言え、グループワークもあるし、ケースに関するディスカッションもあるので、英語で議論をする場面が相当沢山あるのだが、ネイティブは砕けた英語を話すし、スピードも速いし、非英語圏の人間はアクセントがあってなかなか聞き取れないこともあり、正直言って何を言っているのかちんぷんかんぷんな時が結構あって、自分が議論についていけているかどうか不安になるし、そういう中で流れにそったアイディアを考えるというのはかなり難易度が高い。悔しいから英語の勉強にと思って夜のソーシャルイベントにも行くが、クラブで大音量で流れる音楽のために、ここでも何を言っているのか分からず、なかなか会話が成り立たない。飲みニケーションも相当難しい。
訓練あるのみなんだろうけど、悔しいったらない。 こうなったらGossip Girlでシャドウィングするかな。。
ちなみに、まだ2日しか経っていないが、想像以上に英語で苦労している。オリエンテーションとは言え、グループワークもあるし、ケースに関するディスカッションもあるので、英語で議論をする場面が相当沢山あるのだが、ネイティブは砕けた英語を話すし、スピードも速いし、非英語圏の人間はアクセントがあってなかなか聞き取れないこともあり、正直言って何を言っているのかちんぷんかんぷんな時が結構あって、自分が議論についていけているかどうか不安になるし、そういう中で流れにそったアイディアを考えるというのはかなり難易度が高い。悔しいから英語の勉強にと思って夜のソーシャルイベントにも行くが、クラブで大音量で流れる音楽のために、ここでも何を言っているのか分からず、なかなか会話が成り立たない。飲みニケーションも相当難しい。
訓練あるのみなんだろうけど、悔しいったらない。 こうなったらGossip Girlでシャドウィングするかな。。
2011年1月10日月曜日
Let's get started!
Columbia Business School J-Term Class of 2012として最初の正式イベントであるWelcome Receptionが終了。レセプションではDeanや日本の生徒会的な組織のリーダーからのWelcomeスピーチなどもあったが、Admissionから学生全体のプロファイルに関する紹介がありようやくどんな学生がいるのかが明らかになってきた。
Deanは日本人学生の少なさに触れ、「こないだHeizo Takenanaとも話したんだけど、もっと日本人の学生を増やしたいと思っているし、彼も日本経済が縮小していてもっと多くの日本人が海外のビジネススクールに行って学んだほうがいいと思うと言っていたよ」と言っていた。全く同感。何が出来るか考えようと思う。
NYに来てからMs. Millerとインタビューやインフォメーションセッションで話したことのある学生から「僕のインタビューでは半分くらい君の話をしていたよ」とか「インフォメーションセッションの冒頭で『今日素晴らしいアプリカントとのインタビューを終えたばかりで彼を合格させようと思っている』と話していたよ」ということを知り、まさかそんなにインタビューを楽しんでもらえたとは思わず、何となく色々とあったけどCBSに来てよかったなと思った。
レセプション後は会場を移して2次会だったが、お店のスペースが小さい割に相当な数の学生がいたので殆ど身動きがとれず、あまり多くの学生と話すことが出来なかったが、それでもレセプションと合わせて相当の数の学生と会った。ただ名前を覚えきれていないので、当面は学生の名前を覚えるのに記憶領域を相当消費しそうだ。
そういえば、日本人学生はJ-Termに僕だけかと思っていたが訂正。ハーフが1人に、クォーターが1人いることが分かったので1.75人(笑)クォーターの彼はアメリカの大学を卒業後に本の超大手ECモールR社で海外事業部で働いていた。彼と日本の大手電気メーカーS社での勤務経験のある韓国人女性と日本語で話をするのは奇妙だったがなかなか心の落ち着く瞬間だった。
たったの4時間程度の出来事だったが、ブログには書ききれていないことがまだまだ沢山ある。今日からオリエンテーションが本格的に始まり、ClusterやLearning Teamのアサインメントが発表になるなど昨日の何倍も新しいことが押し寄せる。既にキャパ溢れ状態だが、なるべくブログには少しでもいいから感じたことを書き留めて行こうと思う。
- J-Termは全体で203名。
- 年齢のレンジは24才-37才。
- International Student比率は53%。出身国トップはUS、続いてイタリア。
- PE、ヘッジファンド、投資銀行、コンサル、オペレーションなどビジネス出身が大半だが、アーティスト、元軍人などもいる。
- スポーツで実績を残した学生もいる。トルコ代表としてオリンピックの開会式で旗手を務めたヨット選手、オハイオ大学で全米チャンピオンに輝いたフットボール選手など。
Deanは日本人学生の少なさに触れ、「こないだHeizo Takenanaとも話したんだけど、もっと日本人の学生を増やしたいと思っているし、彼も日本経済が縮小していてもっと多くの日本人が海外のビジネススクールに行って学んだほうがいいと思うと言っていたよ」と言っていた。全く同感。何が出来るか考えようと思う。
NYに来てからMs. Millerとインタビューやインフォメーションセッションで話したことのある学生から「僕のインタビューでは半分くらい君の話をしていたよ」とか「インフォメーションセッションの冒頭で『今日素晴らしいアプリカントとのインタビューを終えたばかりで彼を合格させようと思っている』と話していたよ」ということを知り、まさかそんなにインタビューを楽しんでもらえたとは思わず、何となく色々とあったけどCBSに来てよかったなと思った。
レセプション後は会場を移して2次会だったが、お店のスペースが小さい割に相当な数の学生がいたので殆ど身動きがとれず、あまり多くの学生と話すことが出来なかったが、それでもレセプションと合わせて相当の数の学生と会った。ただ名前を覚えきれていないので、当面は学生の名前を覚えるのに記憶領域を相当消費しそうだ。
そういえば、日本人学生はJ-Termに僕だけかと思っていたが訂正。ハーフが1人に、クォーターが1人いることが分かったので1.75人(笑)クォーターの彼はアメリカの大学を卒業後に本の超大手ECモールR社で海外事業部で働いていた。彼と日本の大手電気メーカーS社での勤務経験のある韓国人女性と日本語で話をするのは奇妙だったがなかなか心の落ち着く瞬間だった。
たったの4時間程度の出来事だったが、ブログには書ききれていないことがまだまだ沢山ある。今日からオリエンテーションが本格的に始まり、ClusterやLearning Teamのアサインメントが発表になるなど昨日の何倍も新しいことが押し寄せる。既にキャパ溢れ状態だが、なるべくブログには少しでもいいから感じたことを書き留めて行こうと思う。
2011年1月9日日曜日
What an Asian day!
今日はかなりAsianな1日だった。
午前中は、New JerseyのFort Leeに住む韓国人の同級生がNew JerseyのMitsuwaという日系スーパーに連れて行ってくれた。彼は妊娠8ヶ月の奥さんと1歳1ヶ月の娘さんと一緒に渡米してきている。そのため家賃の高いManhattanではなくお隣のNew Jerseyに住んでいるのだ。
Mitsuwaに行ってみて思ったのだが、New Jerseyは物価が安い!かなり卑近な例で申し訳ないが、食品は3割くらい安い気がする。これで日用品は全くManhattanで買う気がなくなった、というかManhattanで買うのがバカバカしくなった。
さて、お昼はフードコートにある山頭火で。これで8ドル!(670円くらい)まさかこっちで山頭火のラーメンを食べられるとは思わなかった。スーパーでは味噌と本だしを買って帰った。これで味噌の味付けが出来る!連れて行ってくれた同級生に感謝である。
夜は明日で日本に帰国してしまう会社の先輩とDown TownのDon's Bogam(17 E 32nd St.)でコリアンディナー。この店は去年の4月にCBSにキャンパスビジットに来た際に、ゼミ仲間のYukiとそのお友達と一緒に来た店。ちょっと洋食に飽きたし、明日からはずっと学校が用意してくれるご飯が嫌でも続くので、コリアンにした。4月に来た時もかなり混んでいたけど、今回もかなりの客で賑わっていた。それにしても、New Yorkの飲食業は競争が相当激しい気がする。一風堂の例じゃないけど、人気店舗は相当待たされるのを覚悟で行かないといけないが、逆に待つ必要が無い店は予約もあっさり。予約があっさりところは、味がさっぱりか、逆に価格が(庶民にとっては)がっかりなケースなんじゃなかろうか。ということで、人気店に行く時はどうしても待たされるか、予約を取るのが難しいことを覚悟しないといけないのかも。
日本ではコリアンと言えばマッコリを頼むのが普通だが、店のメニューになんとマッコリが無い!お店の人に聞いたら、業者が販売停止してしまったのと、店で作ろうにも米麹がアメリカでは入手困難のためおいしいマッコリが作れないのだと。あとはそもそもこっちだとマッコリを頼む客もそんなにいないということだった。アメリカ人の口には合わないのかね。
やっぱりアジアの味は食欲が湧く。おいしかった。
잘 먹었어요!
午前中は、New JerseyのFort Leeに住む韓国人の同級生がNew JerseyのMitsuwaという日系スーパーに連れて行ってくれた。彼は妊娠8ヶ月の奥さんと1歳1ヶ月の娘さんと一緒に渡米してきている。そのため家賃の高いManhattanではなくお隣のNew Jerseyに住んでいるのだ。
Mitsuwaに行ってみて思ったのだが、New Jerseyは物価が安い!かなり卑近な例で申し訳ないが、食品は3割くらい安い気がする。これで日用品は全くManhattanで買う気がなくなった、というかManhattanで買うのがバカバカしくなった。
さて、お昼はフードコートにある山頭火で。これで8ドル!(670円くらい)まさかこっちで山頭火のラーメンを食べられるとは思わなかった。スーパーでは味噌と本だしを買って帰った。これで味噌の味付けが出来る!連れて行ってくれた同級生に感謝である。
夜は明日で日本に帰国してしまう会社の先輩とDown TownのDon's Bogam(17 E 32nd St.)でコリアンディナー。この店は去年の4月にCBSにキャンパスビジットに来た際に、ゼミ仲間のYukiとそのお友達と一緒に来た店。ちょっと洋食に飽きたし、明日からはずっと学校が用意してくれるご飯が嫌でも続くので、コリアンにした。4月に来た時もかなり混んでいたけど、今回もかなりの客で賑わっていた。それにしても、New Yorkの飲食業は競争が相当激しい気がする。一風堂の例じゃないけど、人気店舗は相当待たされるのを覚悟で行かないといけないが、逆に待つ必要が無い店は予約もあっさり。予約があっさりところは、味がさっぱりか、逆に価格が(庶民にとっては)がっかりなケースなんじゃなかろうか。ということで、人気店に行く時はどうしても待たされるか、予約を取るのが難しいことを覚悟しないといけないのかも。
日本ではコリアンと言えばマッコリを頼むのが普通だが、店のメニューになんとマッコリが無い!お店の人に聞いたら、業者が販売停止してしまったのと、店で作ろうにも米麹がアメリカでは入手困難のためおいしいマッコリが作れないのだと。あとはそもそもこっちだとマッコリを頼む客もそんなにいないということだった。アメリカ人の口には合わないのかね。
やっぱりアジアの味は食欲が湧く。おいしかった。
잘 먹었어요!
2011年1月8日土曜日
3時間待ち・・・
昨日のニューヨークは雪。それも相当降った。流石に2週間前のような吹雪にならなかったのは幸いだったが、雪が降りしきるなからColumbus CircleからMadison Avenueまで歩くのはしんどかった。。
さて、昨晩はニューヨークでベンダーとのワークショップに来ていた前プロジェクトのお客さんや会社の先輩にディナーに連れて行ってもらった(というか結果ご馳走になった)。
「らーめん食べたいねぇ」という話になって、最初はEast Villageの一風堂へ。「金曜日の夜は相当並んでるって聞くよ」と言われていたので、皆覚悟してお店に向かったのだが、着いてすぐに嫌な予感。日本では考えられないくらい客が並んでる。。。そして、店員に告げられたのは衝撃の「3時間待ち」。人数が10人だったということで、もう少し少人数の団体だったらそんなに待たずに済んだのかもしれない。けど、流石に日本でも3時間待たされることは無いだろう。ミッドタウンにあるトットラーメンもそれなりに並ぶと聞くので、需要超過状態である。テナント料が大分高くつくかもしれないけど、ニューヨークで一風堂のコピー商品でも出したら相当儲かるんじゃなかろうか(笑)
とりあえず後ろ髪を引かれながらラーメンモードを切り替えて、Greenwich Villageの日本食料理屋ENに向かった。かなりオシャレな感じの店内で、料理も美味しく、久しぶりに日本食らしい日本食を食べたので大満足だった。特に兜焼きと鮟肝が絶品!鰹節無しの蕎麦つゆで年越し蕎麦を食べていたことを考えながら、かなり有り難く頂いた。お客さんも「この料理なら、日本で食べてもおいしいと思えるよね」と言っていたくらい、クオリティは相当高かったと思う。
今度また日本からお客さんが来たら行きたいと思えるお店の1つとなった。ただクオリティも高ければ、お値段も高いので(泣)、学生が気軽に行けるグレードの店でもない。だから、スポンサー無しでは行く気も、行ける気もしない。
さて、今日はNew Jerseyに済む韓国人同級生の家に遊びに行く予定。あと1時間くらいで迎えに来るので、これから準備だ。
さて、昨晩はニューヨークでベンダーとのワークショップに来ていた前プロジェクトのお客さんや会社の先輩にディナーに連れて行ってもらった(というか結果ご馳走になった)。
「らーめん食べたいねぇ」という話になって、最初はEast Villageの一風堂へ。「金曜日の夜は相当並んでるって聞くよ」と言われていたので、皆覚悟してお店に向かったのだが、着いてすぐに嫌な予感。日本では考えられないくらい客が並んでる。。。そして、店員に告げられたのは衝撃の「3時間待ち」。人数が10人だったということで、もう少し少人数の団体だったらそんなに待たずに済んだのかもしれない。けど、流石に日本でも3時間待たされることは無いだろう。ミッドタウンにあるトットラーメンもそれなりに並ぶと聞くので、需要超過状態である。テナント料が大分高くつくかもしれないけど、ニューヨークで一風堂のコピー商品でも出したら相当儲かるんじゃなかろうか(笑)
とりあえず後ろ髪を引かれながらラーメンモードを切り替えて、Greenwich Villageの日本食料理屋ENに向かった。かなりオシャレな感じの店内で、料理も美味しく、久しぶりに日本食らしい日本食を食べたので大満足だった。特に兜焼きと鮟肝が絶品!鰹節無しの蕎麦つゆで年越し蕎麦を食べていたことを考えながら、かなり有り難く頂いた。お客さんも「この料理なら、日本で食べてもおいしいと思えるよね」と言っていたくらい、クオリティは相当高かったと思う。
今度また日本からお客さんが来たら行きたいと思えるお店の1つとなった。ただクオリティも高ければ、お値段も高いので(泣)、学生が気軽に行けるグレードの店でもない。だから、スポンサー無しでは行く気も、行ける気もしない。
さて、今日はNew Jerseyに済む韓国人同級生の家に遊びに行く予定。あと1時間くらいで迎えに来るので、これから準備だ。
2011年1月6日木曜日
International Student Orientation終了
2日間に渡ったInternational Student Orientationが終了。昨日に比べれば楽だった。慣れたのか、コンテンツが楽だったのかは不明。多分、後者(笑)
午前中はCultural Differenceに関するセミナー。グループディスカッションのお陰でネットワークも広げられたのでよかったな。クラスでの発言について同じように今からプレッシャーを感じている学生も多くいることが分かったので少し気が楽になった。ただ、これこそアメリカ人学生が出席すべきセミナーのような気がした。留学生同士でお互いの違いを理解するよりも絶対多数のアメリカ人学生に違いを見せつけた方が意味があると思うんだけど。。ま、アメリカの大学に来てるんだから、アメリカ流にある程度従わないといけないから仕方ないか。
午後はビザの説明あり、先輩留学生の話を聞いたりであっという間に過ぎ去った。にしても、皆着いてすぐに留学生事務所にI-20にサインを貰いに行けってあれだけ口酸っぱく言われていたのに殆どの学生が行ってないのには驚いた。MMRフォーム未提出というか気づいていない学生もいて、ガサツなのか、図太いのか割と皆適当です(笑)
これからInternational Student Orientationの打ち上げがあるので出かけてきます。若干眠いが頑張ろう。
午前中はCultural Differenceに関するセミナー。グループディスカッションのお陰でネットワークも広げられたのでよかったな。クラスでの発言について同じように今からプレッシャーを感じている学生も多くいることが分かったので少し気が楽になった。ただ、これこそアメリカ人学生が出席すべきセミナーのような気がした。留学生同士でお互いの違いを理解するよりも絶対多数のアメリカ人学生に違いを見せつけた方が意味があると思うんだけど。。ま、アメリカの大学に来てるんだから、アメリカ流にある程度従わないといけないから仕方ないか。
午後はビザの説明あり、先輩留学生の話を聞いたりであっという間に過ぎ去った。にしても、皆着いてすぐに留学生事務所にI-20にサインを貰いに行けってあれだけ口酸っぱく言われていたのに殆どの学生が行ってないのには驚いた。MMRフォーム未提出というか気づいていない学生もいて、ガサツなのか、図太いのか割と皆適当です(笑)
これからInternational Student Orientationの打ち上げがあるので出かけてきます。若干眠いが頑張ろう。
International Student Orientation
全体のオリエンテーションに先立ち、International Student Orientationがスタート。いよいよ学校生活が本格的に始まりそうな雰囲気になってきた。
文字通り留学生向けのオリエンテーションで、留学生がキャンパス内外の「アメリカンカルチャー」に適応できるようにサポートすることが主な目的らしい。そのため内容は、キャンパス内の安全に関する案内、学生ビザに関する説明から、ニューヨークの地理・交通・文化施設・アミューズメントに関する案内、ファカルティによる模擬授業、などなど様々な内容が取り扱われる。
アメリカの大学を卒業し、アメリカで働いていて、そのままCBSに来たというような「留学生?」と疑いそうな学生もいるが、概ねニューヨークで生活するのは初めての人間が集っているので、同じ境遇の人間通しアットホームにオリエンテーションは進んでいった。このオリエンテーションは任意だったようで半分くらいしか出席していなかったが、冒頭のVice Deanのスピーチでスペインからの留学生が最も多いということが判明。ちなみに1人しかいないのはチリ、シンガポール、ブルガリア、そして日本などの様子。そのため他の学生からは「何で日本人が1人しかいないの?」という苦しい質問を度々受けるようになってしまった。
色々とあったが、レイモンド教授の模擬授業は面白かった。まずは何と言っても、レイモンド教授は学生なんじゃないかと思うくらい若い!それもそのはず。HarvardでPhDを取り、CBSには1999年に20代で赴任しているという驚きの経歴の持ち主で、いかにもスマートそうな雰囲気を醸しだしている。彼の研究テーマは"Corruption"であり、そもそも"Corruption"の定義は何か?、どうやって"Corruption"の発生状況を正しく捉えるか?、"Corruption"は文化なのか?、"Corruption"を無くすにはどうしたらいいのか?ということなどについて講義があった。内容は面白かったのだが、教授の英語についていくのに精一杯で2時間後には脳ミソが干からびるのではないかと思うくらいしんどかった・・。この状況がこれから延々続くと思うと少し泣きべそかきそう(笑)
オリエンテーション後はHavana Centralで飲み会。これまた色んな人間がいて面白い。シンガポール人の女性は僕と同じ会社のニューヨークオフィスで働いていたということが分かり。意気投合。McKinseyから転職して今の会社に入ったということだったので、「何でMcKinsey辞めたの?」という話などで盛り上がった。とあるイスラエル人の学生は「コンニチワ」「アナタハカワイイデスネ」とか超怪しい日本語で話しかけてきた。日本に行ったことがあるらしく、その時に覚えたらしい。。。彼は途上国をターゲットにしたSNSを立ち上げてからCBSに来たらしい。何と、Mixiのことも知っていた。コロンビア人の学生は物流会社で働きながら、歌手をやっていたらしい。その流れで、今度皆でカラオケに行こうということになったが、アメリカ人の同級生が「カラオケと言えば日本人よね。あなたも歌って」と僕も誘われることになってしまった。確かにカラオケはMade in Japanですが、だからって日本人が歌うまいわけじゃないんだけど・・・
ここ数日レセプションに参加したり、オリエンテーションに参加したりして思ったが、人種というのはコミュニティ形成において大きな作用をもたらすみたい。やっぱり僕も韓国人、中国人、シンガポール人などなどと話している方がプレッシャーが小さい。ただそうも言ってられないので酒の力を借りてでもいいのでネットワーキングに励もうと思う。
文字通り留学生向けのオリエンテーションで、留学生がキャンパス内外の「アメリカンカルチャー」に適応できるようにサポートすることが主な目的らしい。そのため内容は、キャンパス内の安全に関する案内、学生ビザに関する説明から、ニューヨークの地理・交通・文化施設・アミューズメントに関する案内、ファカルティによる模擬授業、などなど様々な内容が取り扱われる。
アメリカの大学を卒業し、アメリカで働いていて、そのままCBSに来たというような「留学生?」と疑いそうな学生もいるが、概ねニューヨークで生活するのは初めての人間が集っているので、同じ境遇の人間通しアットホームにオリエンテーションは進んでいった。このオリエンテーションは任意だったようで半分くらいしか出席していなかったが、冒頭のVice Deanのスピーチでスペインからの留学生が最も多いということが判明。ちなみに1人しかいないのはチリ、シンガポール、ブルガリア、そして日本などの様子。そのため他の学生からは「何で日本人が1人しかいないの?」という苦しい質問を度々受けるようになってしまった。
色々とあったが、レイモンド教授の模擬授業は面白かった。まずは何と言っても、レイモンド教授は学生なんじゃないかと思うくらい若い!それもそのはず。HarvardでPhDを取り、CBSには1999年に20代で赴任しているという驚きの経歴の持ち主で、いかにもスマートそうな雰囲気を醸しだしている。彼の研究テーマは"Corruption"であり、そもそも"Corruption"の定義は何か?、どうやって"Corruption"の発生状況を正しく捉えるか?、"Corruption"は文化なのか?、"Corruption"を無くすにはどうしたらいいのか?ということなどについて講義があった。内容は面白かったのだが、教授の英語についていくのに精一杯で2時間後には脳ミソが干からびるのではないかと思うくらいしんどかった・・。この状況がこれから延々続くと思うと少し泣きべそかきそう(笑)
オリエンテーション後はHavana Centralで飲み会。これまた色んな人間がいて面白い。シンガポール人の女性は僕と同じ会社のニューヨークオフィスで働いていたということが分かり。意気投合。McKinseyから転職して今の会社に入ったということだったので、「何でMcKinsey辞めたの?」という話などで盛り上がった。とあるイスラエル人の学生は「コンニチワ」「アナタハカワイイデスネ」とか超怪しい日本語で話しかけてきた。日本に行ったことがあるらしく、その時に覚えたらしい。。。彼は途上国をターゲットにしたSNSを立ち上げてからCBSに来たらしい。何と、Mixiのことも知っていた。コロンビア人の学生は物流会社で働きながら、歌手をやっていたらしい。その流れで、今度皆でカラオケに行こうということになったが、アメリカ人の同級生が「カラオケと言えば日本人よね。あなたも歌って」と僕も誘われることになってしまった。確かにカラオケはMade in Japanですが、だからって日本人が歌うまいわけじゃないんだけど・・・
ここ数日レセプションに参加したり、オリエンテーションに参加したりして思ったが、人種というのはコミュニティ形成において大きな作用をもたらすみたい。やっぱり僕も韓国人、中国人、シンガポール人などなどと話している方がプレッシャーが小さい。ただそうも言ってられないので酒の力を借りてでもいいのでネットワーキングに励もうと思う。
2011年1月5日水曜日
Poweful women
今日はLow LibraryにてWelcome Receptionに参加し、その後出張でニューヨークに来ている会社の先輩に会いにMariott Marquisに行ったりと普段に比べると夜が慌ただしかった。
Welcome Receptionは最初J-Termだけかと思っていたら、EMBAやClass of 2013の合格者なども来ていたため思っていた以上の人が出席していた。そこでアメリカ人って凄いなぁと思わされることが。。僕が到着した時にはまだ友人が会場に来てなかったので、かなりのアウェー感を感じながらグラス片手に右往左往していたのだが、そんな僕を尻目にアメリカ人は初対面の人にもガンガン話しかけていた。日本人はやっぱりこういう場面は苦手だな、と思いながらも恥ずかしがっていても仕方ないので僕も積極的にネットワーキングに精を出してみた。幸いなことに、Class of 2012 J-TermのFacebookグループにちょこちょこ投稿していたからか、何人かは僕のことを認識してくれていて打ち解けるのが早くて助かった。ただ、個人的でかなり小さい話だが、脱IT色を標榜してビジネススクールに来たのに、アプリケーションがMacで動かない場合の解決策だったりとか、BootcampとVMWareはどちらがいいのか、とか割と技術的なことについて投稿していたから「ITの問題はあなたに聞けば解決ね」というイメージ持たれてしまっていたのは少し誤算だったのだが。。
さて、クラスメイトとの交流が始まると色々と気づくことがあって面白い。まず、ちゃんとした統計はとってないものの、J-Termは女性が結構多いような気がする。で、ビジネススクールに行こうと思っているだけでも、キャリア志向が強い女性が集まっていると思うのだが、その中にもさらにパワフルな女性がいたりする。
ビジネススクールに来る前は国際弁護士事務所で弁護士として働いていた中国人のJaneは何と妊娠9ヶ月で来月子供が生まれる。出産すると育児で大変なので、勉強と両立させるのは難しそうだと考えてDeferすることを真っ先に考えてしまいそうだが、彼女は「何ら問題ないわ。はっはっはっ。」と笑い飛ばして余裕綽々である。。いやー、大変ですよ、って言ったけどどこ吹く風。本当に凄い。
また、韓国でPfizerのマーケティング部門で働いていた韓国人の女性(名前を忘れてしまった・・)は何と2児の母である。しかも子供2人を韓国に残った旦那さんに預けてきたというのだから仰天である。海外経験はそこまで無いみたいで、実際にレセプションでは僕と同じくアウェー感を感じていたようで若干オドオドしていたので、大人しいのかと思ったが、その話を聞いて僕の中での彼女に対する印象は全く変わってしまった。
彼女達以外の女性も総じてエネルギッシュである。逆に男性陣の方が落ち着いている感じがする。女性陣に負けないように男性陣も頑張らないといかんね、これは。
また分かっていたことではあるが、学校が公表している平均年齢通り、皆若い・・。聞くと、25歳とか26歳の年齢が多い。大体社会人経験3年とか4年とかでビジネススクールに来てる。そういうことで、僕はかなりおっさんの部類に入ってしまうので、若さに負けないように年長者の味を出して行こうと思う。
Welcome Receptionは最初J-Termだけかと思っていたら、EMBAやClass of 2013の合格者なども来ていたため思っていた以上の人が出席していた。そこでアメリカ人って凄いなぁと思わされることが。。僕が到着した時にはまだ友人が会場に来てなかったので、かなりのアウェー感を感じながらグラス片手に右往左往していたのだが、そんな僕を尻目にアメリカ人は初対面の人にもガンガン話しかけていた。日本人はやっぱりこういう場面は苦手だな、と思いながらも恥ずかしがっていても仕方ないので僕も積極的にネットワーキングに精を出してみた。幸いなことに、Class of 2012 J-TermのFacebookグループにちょこちょこ投稿していたからか、何人かは僕のことを認識してくれていて打ち解けるのが早くて助かった。ただ、個人的でかなり小さい話だが、脱IT色を標榜してビジネススクールに来たのに、アプリケーションがMacで動かない場合の解決策だったりとか、BootcampとVMWareはどちらがいいのか、とか割と技術的なことについて投稿していたから「ITの問題はあなたに聞けば解決ね」というイメージ持たれてしまっていたのは少し誤算だったのだが。。
さて、クラスメイトとの交流が始まると色々と気づくことがあって面白い。まず、ちゃんとした統計はとってないものの、J-Termは女性が結構多いような気がする。で、ビジネススクールに行こうと思っているだけでも、キャリア志向が強い女性が集まっていると思うのだが、その中にもさらにパワフルな女性がいたりする。
ビジネススクールに来る前は国際弁護士事務所で弁護士として働いていた中国人のJaneは何と妊娠9ヶ月で来月子供が生まれる。出産すると育児で大変なので、勉強と両立させるのは難しそうだと考えてDeferすることを真っ先に考えてしまいそうだが、彼女は「何ら問題ないわ。はっはっはっ。」と笑い飛ばして余裕綽々である。。いやー、大変ですよ、って言ったけどどこ吹く風。本当に凄い。
また、韓国でPfizerのマーケティング部門で働いていた韓国人の女性(名前を忘れてしまった・・)は何と2児の母である。しかも子供2人を韓国に残った旦那さんに預けてきたというのだから仰天である。海外経験はそこまで無いみたいで、実際にレセプションでは僕と同じくアウェー感を感じていたようで若干オドオドしていたので、大人しいのかと思ったが、その話を聞いて僕の中での彼女に対する印象は全く変わってしまった。
彼女達以外の女性も総じてエネルギッシュである。逆に男性陣の方が落ち着いている感じがする。女性陣に負けないように男性陣も頑張らないといかんね、これは。
また分かっていたことではあるが、学校が公表している平均年齢通り、皆若い・・。聞くと、25歳とか26歳の年齢が多い。大体社会人経験3年とか4年とかでビジネススクールに来てる。そういうことで、僕はかなりおっさんの部類に入ってしまうので、若さに負けないように年長者の味を出して行こうと思う。
2011年1月4日火曜日
長期的な視点で考える。
大学時代のバドミントン部でもそうだったのだが、社会人になってからも後輩の悩みの相談相手になることが多い。心理学を専攻していたわけではないが、悩みというのは吐き出した時点で5割くらいは気持ちが楽になることが多いのではないかと思う。色んな理由があるかと思うが、とりあえず溜め込んでいたストレスからの解放と、人と共有し、かつ自分を認識してもらったという安心感等が気持ちを楽にしてくれるのではないかと思う。自分に相談しようと思って貰えることについては、光栄に感じている。勿論、自分も様々な問題を抱えている状態であり、身分不相応ではあるのだが、小さなことから大きな悩みまで先輩や友達に聞いてもらって、気持ちをリセットしながら今日まで生きてきた自分としては、相談相手になることが出来るなら、間接的な恩返しになるのではないかと思っている。悩みと一言で言っても様々で、十把ひとからげにするのは難しいが、今日はキャリアに関する悩みについて思うところを書こうと思う(ちなみに、ここでいうキャリアというのは選手としてだったり、ビジネスパーソンとしてだったりのプロフェッショナルのキャリアである)。若干唐突なトピックで恐縮だが、ここ数日思うところがあったので、書いてみることにした。
これまでの経験上、キャリアでの悩みとして典型的なものは3つなんじゃないかと思う。
①本質的にはやりたいのに辛いから、今の仕事はやりたくない、やめたい。
②明確にやりたいことがあるから、今の仕事はやりたくない、やめたい。
③明確にやりたいことがないが、今の仕事はやりたくない、やめたい。
実はこの中で①の人が一番幸せ。何故ならやりたいことが出来ているから。でもやりたいことをやっているという充実感以上に、重圧だったり、ストレスだったりを感じてしまっている。例えば試合でなかなか勝てない、独立したけどなかなか起動に乗らない、挫折を味わった時にこういう思考に陥る気がする。特にエリートと言われるような、どちらかというと高い確率で成功を掴んできたような人に多いのではなだろうか。こういう場合は、そういう阻害要因から自分の目標に目を向けなおすこと、何事もスムーズにいかないのだということを前提として取り組んでみることが大切だと思う。勿論、取り組んでみて最終的には駄目だったということになる可能性もあるが、「災い転じて・・」という結末を見ることが多かった。
実は一番深刻なのが②の人だと思う。例えば「チームの方針で仕方なくこのポジションに」とか「自分は〇〇がやりたいのに××をやれと言われて」とかそういう状況。これは個人としての絶対的な問題ではなく、組織という枠組みにおける個人の問題なので、①のケースのようにシンプルな解決が難しい。これは「スタメンを外される」とか「悪い人事評価を下される」「昇進出来ないかもしれない」と言った不安がアクションを取ることに対する阻害要因となっている。どんなにスキルフルであっても、それを生かす場がなければ宝の持ち腐れであり、適当な権限がないがためにそれを生かせないというのは非常に悲しいことであるので、自分にとっての本来の目的と折り合っていないようで、実はそう簡単に切り離せるものではないのが辛いところだ。まずは本当に自分にとって大事なことは何かを考え直す必要があると思う。どのポジションでもいいからスタメンで試合に出るとか、これは結局は妥協ではなくて、自分の目的というのを的確に捉えてなかったということになる。よくよく考えてみて、どうしても譲れないとなったら、それはどれだけ考えても目的の順序は入れ替わらないので、明確に意思表示をすべきだと思う。短期的には損失を蒙るかもしれない。ただ、方角を間違ったまま突き進むことにより、軌道修正はどんどん難しくなる。だから自分に正直になるのが大切だと思う。それはスタンスを変えたとしても変えなかったとしても。
一番不幸なのは③のケース。正直後輩だったら言語道断と切って捨ててしまいたくなるところだが、この場合はまず何がやりたいのかを考えようというところからスタートなのは言うまでも無い。それが見つかるまでは修行だと思って、頑張ってやってみる。逆に目標も何もないのに仕事を与えてもらえているだけ有り難いと思って、色々と学んでみる、とか、それでもやりたくないのなら別に辞めてブレークにならないから辞めることも勧めたりする。
①②のケースについて言えることだけど、長期的な視点で考えることが大事だと思う。短期的なストレスやプレッシャーから逃避しようとすると、なかなか幸せになることが出来ないと思う。今のストレスフルな状態は長くは続かないと考えるようになったり、失敗しても後で取り返すくらいの心意気を持つことが大切だと思う。と言っても、簡単に悩みは解決するもんでもないので、物事に対する取組も腰をすえて長期的に解決に向かって頑張るというスタンスが大事でもあるんだけどね。
これまでの経験上、キャリアでの悩みとして典型的なものは3つなんじゃないかと思う。
①本質的にはやりたいのに辛いから、今の仕事はやりたくない、やめたい。
②明確にやりたいことがあるから、今の仕事はやりたくない、やめたい。
③明確にやりたいことがないが、今の仕事はやりたくない、やめたい。
実はこの中で①の人が一番幸せ。何故ならやりたいことが出来ているから。でもやりたいことをやっているという充実感以上に、重圧だったり、ストレスだったりを感じてしまっている。例えば試合でなかなか勝てない、独立したけどなかなか起動に乗らない、挫折を味わった時にこういう思考に陥る気がする。特にエリートと言われるような、どちらかというと高い確率で成功を掴んできたような人に多いのではなだろうか。こういう場合は、そういう阻害要因から自分の目標に目を向けなおすこと、何事もスムーズにいかないのだということを前提として取り組んでみることが大切だと思う。勿論、取り組んでみて最終的には駄目だったということになる可能性もあるが、「災い転じて・・」という結末を見ることが多かった。
実は一番深刻なのが②の人だと思う。例えば「チームの方針で仕方なくこのポジションに」とか「自分は〇〇がやりたいのに××をやれと言われて」とかそういう状況。これは個人としての絶対的な問題ではなく、組織という枠組みにおける個人の問題なので、①のケースのようにシンプルな解決が難しい。これは「スタメンを外される」とか「悪い人事評価を下される」「昇進出来ないかもしれない」と言った不安がアクションを取ることに対する阻害要因となっている。どんなにスキルフルであっても、それを生かす場がなければ宝の持ち腐れであり、適当な権限がないがためにそれを生かせないというのは非常に悲しいことであるので、自分にとっての本来の目的と折り合っていないようで、実はそう簡単に切り離せるものではないのが辛いところだ。まずは本当に自分にとって大事なことは何かを考え直す必要があると思う。どのポジションでもいいからスタメンで試合に出るとか、これは結局は妥協ではなくて、自分の目的というのを的確に捉えてなかったということになる。よくよく考えてみて、どうしても譲れないとなったら、それはどれだけ考えても目的の順序は入れ替わらないので、明確に意思表示をすべきだと思う。短期的には損失を蒙るかもしれない。ただ、方角を間違ったまま突き進むことにより、軌道修正はどんどん難しくなる。だから自分に正直になるのが大切だと思う。それはスタンスを変えたとしても変えなかったとしても。
一番不幸なのは③のケース。正直後輩だったら言語道断と切って捨ててしまいたくなるところだが、この場合はまず何がやりたいのかを考えようというところからスタートなのは言うまでも無い。それが見つかるまでは修行だと思って、頑張ってやってみる。逆に目標も何もないのに仕事を与えてもらえているだけ有り難いと思って、色々と学んでみる、とか、それでもやりたくないのなら別に辞めてブレークにならないから辞めることも勧めたりする。
①②のケースについて言えることだけど、長期的な視点で考えることが大事だと思う。短期的なストレスやプレッシャーから逃避しようとすると、なかなか幸せになることが出来ないと思う。今のストレスフルな状態は長くは続かないと考えるようになったり、失敗しても後で取り返すくらいの心意気を持つことが大切だと思う。と言っても、簡単に悩みは解決するもんでもないので、物事に対する取組も腰をすえて長期的に解決に向かって頑張るというスタンスが大事でもあるんだけどね。
2011年1月2日日曜日
英語+α
まだ見ぬルームメイトのJaeは僕がNew Yorkに到着したときには既に韓国に帰省していたのだが、彼が自分の部屋を間貸ししていたらしく、昨日僕と同じく春学期から修士課程を始めるFransisicoというアメリカ人が僕のアパートにやってきた。これまで10ヶ月間ばかり韓国で英語を教えていたという25歳のFransisicoは両親がコロンビアからの移民のため両親とはスペイン語で話していた。更にUPennでは中国語を4年間勉強し、北京と上海で4ヶ月ずつ現地で中国語を勉強したこともあるので中国語もペラペラらしい(自分で"Pretty Advanced"と言っていたから相当いけるということだろう)。韓国語の方はたしなむ程度なので、会話は出来ないと言っていたが、それでも米西中の3ヶ国語がいけるというのは凄い。なんとこの3つの言語だけでも世界人口の約30%をカバーしてしまうのだ。(各言語の総話者数は概ね、英語が5億人、中国語が13億人、スペイン語が4億人なので、大体今の世界人口が70億人くらいだから、ざっと30%くらいという計算)。勿論、Fransiscoは1つの例に過ぎなくて、海外に出てくると3ヶ国語以上の言語を操る人間なんていうのは特に珍しいことじゃないが、改めて英語+αがやっぱり必要なんじゃないかと考えさせられた。
世界経済成長の原動力が先進国からBRICSなどの先進国にシフトし、国際政治の部隊でも新興国がキャスティングボートを握り始めたのは抗えざる事実である。でも、これらの国を主導するエリート階層は概ね英語を喋るので、ビジネスや政治においても英語さえ話せれば事足りるのも事実だろう。しかし、あえて相手の懐に飛び込む必要がある場合には英語だけでは不十分だというのは僕の考え。消費者向けのビジネスを起こすとか、経済協定や安全保障の交渉など、「犬が尻尾を振っている」と思われるかもしれないが、相手の言語で臨むことが必要になってくると思う。特に今後、アジアだけでなく世界でも中国の存在感は格段に増すだろうから、英語に加えて中国語というのは今後グローバルで戦うための"Sine Qua Non"だろう。既に英語というグローバルスタンダードだけでも、やや遅れ気味な日本にとっては耳の痛いところだが、その先を見据えて日中英の3ヶ国語をマスターできるような仕組みが教育現場に導入されてもいいのではないかと思う。
とはいってもそんな制度が出来上がるのは可能性も低いし、そもそも出来ない可能性の方が高いので、自分たちで選択していくしかない。確か横浜の中華学院は日本人の子女でも通えるらしいので、インターナショナルスクールに通わせるよりも中国語から入っていくというのは一考の価値があると思う。
世界経済成長の原動力が先進国からBRICSなどの先進国にシフトし、国際政治の部隊でも新興国がキャスティングボートを握り始めたのは抗えざる事実である。でも、これらの国を主導するエリート階層は概ね英語を喋るので、ビジネスや政治においても英語さえ話せれば事足りるのも事実だろう。しかし、あえて相手の懐に飛び込む必要がある場合には英語だけでは不十分だというのは僕の考え。消費者向けのビジネスを起こすとか、経済協定や安全保障の交渉など、「犬が尻尾を振っている」と思われるかもしれないが、相手の言語で臨むことが必要になってくると思う。特に今後、アジアだけでなく世界でも中国の存在感は格段に増すだろうから、英語に加えて中国語というのは今後グローバルで戦うための"Sine Qua Non"だろう。既に英語というグローバルスタンダードだけでも、やや遅れ気味な日本にとっては耳の痛いところだが、その先を見据えて日中英の3ヶ国語をマスターできるような仕組みが教育現場に導入されてもいいのではないかと思う。
とはいってもそんな制度が出来上がるのは可能性も低いし、そもそも出来ない可能性の方が高いので、自分たちで選択していくしかない。確か横浜の中華学院は日本人の子女でも通えるらしいので、インターナショナルスクールに通わせるよりも中国語から入っていくというのは一考の価値があると思う。
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