2010年7月27日火曜日

カルチャーショック

ちょっと書くことが無いので、小ネタを。INSEADのエッセーにはカルチャーショックを受けたことについて書きなさいお題目がある。この題材には割とてこずったのだが、色々と仕事を振り返って何個か書いたうちの1つを選ぶことにした。

①英語だと思わなかった!事件
2006年にアサインされたプロジェクト。上司はイギリス人、同僚はイギリス、オランダ、スペイン、アメリカ、ブラジル、インド、シンガポールなどなど全体で50人くらいはメンバーがいる中で僕だけが日本人だった。言わずもがな日本語をしゃべってくれる人などおらず、1年強のプロジェクト期間の大半は日本にいたのに、何故か英語を喋っている時間の方が物凄く長かった。帰国子女でも何でもない自分にとっては毎日脳みそがクタクタになるような生活だった。特に皆それぞれ英語にアクセントがあって、最初は何を言っているのか意味不明。特にインド人のエンジニアとのテレカンは最初英語を話していると分らず、思わず"Please speak in English"と言いそうになったが、実は英語だった・・、なんてことも。イギリス人の上司のアクセントも半年くらいは慣れなくて、結構適当に「OK」とか言っていた。アメリカ英語だけマスターしても、世界では役に立たないことを痛感。そしてアクセントとがアメリカンでもブリティッシュじゃなくても、世界ではある程度通用することが分った。

②爆弾テロかよ!?事件
これまた2006年から2007年にアサインされていたプロジェクト。インド人は時間に厳しいので、大抵日本時間の12時30分くらいになるとちゃんとメッセンジャーにサインしてくれるのだが、ある日全くインド人がサインインしてこない。何でかなと思ったら、ロンドンの同僚から「ハイデラバードで爆弾テロで、今日はデリバリーセンターに誰も出社しないってさ」と。「ば、爆弾テロ!?」。平和な日本では全く考えられない理由。
世界では日本では考えもしないような出来事が起こる、特に地政学的なリスクについてはちゃんと把握しておく必要があると学んだ。

③同音異語事件
2009年からアサインされているプロジェクトでのこと。フランス人のマネージャーと育児とキャリアの両立について話をした。僕の妻がパートタイムで7時間で毎日働いていると説明したら、向こうは若干不思議そうな顔。その後何だか話がかみ合わない。聞いてみると、フランスではパートタイムというと、フルタイムで働きながら週何日休むとか、年の何日休むとかの契約のことを言うらしい。発音は同じでも、意味が全く違うことがあるケースを想定して、コミュニケーションにおいて意味を確認することの重要性を学んだ。

④フランス人想像以上に休みすぎ!事件
これまた今のプロジェクトでのこと。フランス人はバケーションが長いと聞いていたが、休みは夏休みだけではない。クリスマス、スプリングブレーク。そしてこれから夏休みに突入するため、長い人は1ヶ月も休みを取る。日本人からすれば信じられないが、羨ましすぎる!とりあえずフランス人と働く時は日本人の労働時間の感覚の7割くらいの感覚で臨まないといけないこと、また日本人との間に立つ時はフランス人批判の矢面に立たされることを覚悟しないといけないことを学んだ。

海外のジョブはカルチャーショックがあるから面白いんですけどね(笑)

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