2009年10月20日火曜日

フランス行き

今週日曜日の夜にフランスに発ちます。1週間ほどパリに滞在して帰国する予定です。9月半ばからアメリカ、ヨーロッパなどにグローバル展開しているアパレルのお客さんのプロジェクトにアサインされており、業務改革をやることになり、フランス担当になりました。今後は、パリオフィスのチームが立ち上がる予定で、最終的には現地のチームがフランスの事業を担当することになる予定。ということで当面のミッションはフランスチームの立ち上げということになります。
社会人になってからずっと国際的な仕事がしてみたいと考えてました。最初に入った会社は完全に国内に事業が閉じていたので、違和感を感じ、海外にフィールドを広げられる可能性にかけて今の会社に1年で転職しました。今の会社に入ってからもなかなか希望が実現されない時期が3年くらい続きましたが、3年目に携わったSCMのプロジェクトで初めてグローバル企業をお客さんにして仕事をすることが出来ました。そしてその後イギリスのアルコール飲料メーカーのプロジェクトで、本格的なグローバル混成チームでの仕事を経験しました。そこで今度は日系企業の海外進出をやってみたいと思うようになりました。それまで日本人であるというアイデンティティを強く感じたことはなかったのですが、多国籍チーム、しかも日本人は僕1人という状態だと否応なしに自分が何者であるのかということを考えるようになり、いきついた答えは「日本人」であるということでした。今回、このプロジェクトに来るまで紆余曲折があり、また海外に行くとなると妻への負担が増えるという懸念などジレンマになることが沢山ありました。でも、ずっと周りに遠慮した状態だと、自分も辛いし、辛そうにしているとそれが周りに波及してよくないのではと思って、今回このプロジェクトに行きたいと手を挙げました。
久しぶりの英語での仕事、未経験のアパレル業界、そして要求水準の高いお客さんと等など不安な点はあるけど、今回は失敗を恐れずに頑張ってみようと思います。精一杯やりきることが、応援してくれている人たちへの恩返しになるんだと思います。

1991年に母と妹3人でパリを訪れて依頼の訪仏に仕事とは関係なく興奮もしています。タクシーがBMWだったとか、オペラ座が物凄く大きくて感動したこと、ルーブル美術館のガラス張りのピラミッドが綺麗だったこと、2週間のヨーロッパ周遊終盤でフランスを訪れたので現地で日本料理屋をしている母の友人の家で食べたお味噌汁がすごくおいしかったこと、メトロの駅で改札を次々と飛び越えていく10代の若者を見て驚いたこと、エッフェル塔の公衆トイレでぼったくられたこと、エッフェル塔で観光バスにおいていかれたこと、など等当時の思い出が走馬灯のように甦ってきます。

僕の中で重要なプロジェクトになることは間違いないです。頑張ります。

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