2011年3月24日木曜日

Grade Non Disclosure

成績非公開の提案がなされてから2か月近くを経て、昨日と今日の2日間に渡り選挙が行われた結果、Fall 2011から成績非公開(Grade Non Disclosure)が適用されることとなった。最低でもビジネススクール全体の75%が投票しない限り、無効となる選挙で、個人的には個性の強いビジネススクールの学生の投票率をそこまであげるのは難しいのかと思った。しかし実際には学生全体の91.7%が投票、賛成に必要な75%をかろうじて上回る賛成票を得て、成績非公開が承認される形となった。90%超の学生が投票に参加したというのは驚くべき数字で、学生の関心は思った以上に高かったみたいだ。

今後はChicago BoothやStanfordのように、学生はリクルーティングの際に企業から求められても、成績を言うことはできなくなる。これで、皆が遊び呆けてしまったら本末転倒だが、学業面においても学生間で協調的雰囲気が生まれれば相乗効果も見込めるし、何より全く新しい領域の授業を取ることを後押ししてくれるのであればきっといい効果が生まれると思う。ただこの制度を生かすも殺すも学生次第であり、この制度が適用されてから学生の質が下がったと言われてコロンビアのブランドが低下しないように皆が意識するしかない。ただ、あんまり心配はしてない。こっちに来てから気づいたのは、成績公開主義だろうが、非公開主義だろうが、学生の物事に対して取り組む姿勢というのはそんなに変わらないような気がする。J-Termは基本的に企業からスポンサーやファミリービジネス出身者が多いので、殆ど成績は気にしないはずだが、やはりそれなりにエリート路線を歩んで来た人間が多いので、基本的には負けず嫌いであり、遊びも勉強も全力投球な人間が多い。成績非公開主義が、非協力的な雰囲気だけそぎ落として、皆の本質さえ変えなければうまく作用するような気がする。。

ま、自分は公開主義だろうが、非公開主義だろうが、授業ついていくだけでもいっぱいいっぱいなので、ちゃんと勉強しますけどね・・・。

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