2010年12月13日月曜日

Insomnia

出発まであと1週間を切った。気持ちが昂ぶっているからか、最近寝付けない。子供と21時30分から22時くらいに布団に入るものの、眠れない。全く眠くないので布団の中に入っていても仕方がないから、起き上がる。そして本を読んだり、荷造りをしたりして、過ごしているうちに朝4時くらいになり「そろそろ寝るか」という生活がここ2週間くらい続いている。もしかしたら小学生の時は遠足の前ってこんな感じだったのかもしれない。遠い昔で忘れてしまったけど。

今日は、社長の時間を15分だけ貰って出発前最後のご挨拶に伺った。10月頭に「お金貸してください」といきなりおしかけてから、色々と気にかけて頂いたので、どうしても直接そのお礼もしたかったし、コロンビアの卒業生としてまた企業の経営者としてこれから学校生活をスタートするに際し何かアドバイスを貰えればと思って、年の瀬が忙しいところを15分だけ時間を貰えることになった。結果的には15分じゃ足りなくて、もっと時間を取っておけばよかったと思うように話が弾んだ。以下は彼からのアドバイスの抜粋。忘れないうちに残しておく。

  • ハードスキルの勉強はほどほどで。逆にマクロな視点を養える勉強を沢山したほうがいい。
    • 統計やファイナンス、アカウンティングなどのハードスキルはいずれ忘れてしまうし、ケーススタディを沢山こなしても、実は実務の方がよっぽど身のあることをやっている。だからハードスキルは落第しない程度にやっておけばよい。逆に、今は政治や国際情勢などの機微を感じとり、適切に判断する能力がビジネスでも求められる時代になっているから、国際関係や国際政治について沢山勉強したほうがいい。例えば、東アジアで日中韓がどういう連携を取っていくべきなのか、アメリカという第三国にいるからこそ客観的な研究が進んでいるはずなので、是非そういう視点や観点を養うようにしてもらいたい。
  • 英語以外の言語をもう1つやっておくべき。
    • これから先、英語だけではなく、中国語かスペイン語も出来るようになった方がいい(社長も来月から中国語の勉強を開始するらしい。。あれ、社長のルーツって中国だったような気がするのだけど・・)。コロンビアに行けば時間もあるだろうし、是非もう1つくらい言語をマスターして帰ってきてほしい。
僕の出身が経済学科だからかもしれないが、マクロトレンドを掴むというは非常に大事なことだと思っている。だから、社長の言っていることには大変共感を覚えた。コロンビアはINSEADと違って第三外国語が必修ではないけど、幸いにしてアジアビジネスに関する研究はChazenを中心に進んでいると聞いているし、外国語の講座も費用は追加になるかもしれないが受講することが出来る。また、SIPAという国際関係系の大学院の授業も取ることができる。今彼は身にしみて世界情勢に対する理解が必要と感じているらしく、「僕が行きたいくらいだ」とまで言っていた。正直言って、実際にはいつそういう大局観が求められるステージに到達するか分からないけど、そのときのことを想定しておかないと、と彼の話を聞いて再確認した。
15分は本当に短くてあっという間だったが、3月にJapan Study Tourで一時帰国する際にはAlumniとのパーティも予定されているので、その時にまた話が出来ると思うと楽しみだ。

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