2009年5月26日火曜日

コックさんになりたい、レベルの目標を決めよう

留学について悶々と悩み続けて早いもので3年以上。3年も準備に費やすほど時間もお金もかけてきたのに、妻を説得しきれなかった最たる原因は1つ。それは僕の中に明確なキャリアプランがなかったこと。つまり「僕はこんな人間になりたい!!」という夢。

小学生の時、コックさんになりたかった。おいしい料理を沢山作って、家族に食べてもらい喜んで貰いたいという純粋な気持ちから、そんな風に考えた。いつからか、コックになりたいとは考えないようになったが。中学生の時は特にこれになりたいという夢はなかった気がする。しかし、高校生になってバドミントンに対する情熱が強くなってからまた夢を持つようになった。真剣にヨネックスに入社することを考えた。バドミントンが強い国はどこだ?インドネシアだ。じゃあインドネシア語を勉強すればきっとバドミントン関係の仕事に就けるだろう、と真面目に考えていた。今から考えてみればかなり無謀。それに超短絡的。でも、あの時は純粋だった。別にバドミントンで食べていけるかなんてこれっぽっちも考えていなかった。だからその夢を実現させようと、東京外国語大学東南アジア課程インドネシア語学科を受験したし、夢からブレークダウンして考えだした実行プランを確実に実行しようとしていた。まだ目標→施策という流れは一貫性を持っていた。

しかし何故か受験では早稲田政経、慶應経済なども受験。このチョイスは明らかに夢とはかけ離れていた。何となく現実を考えてしまった。早稲田、慶應の方が、東京外国語大学よりも響きがいいし、将来就職するのに有利だろうと。就職は目標ではなく、手段の1つなのに。就職して何をするかは微塵も考えていなかった。本当に未熟だった。

あれから10年が経つが未だに自分の目標を明確に出来ていない。国際的な環境で仕事をしたいという気持ちはあるものの、じゃあどんな産業で、どんな職種で、どこの国の人たちと仕事したいのか、そもそも何を成し遂げたいのか?というのが全く明確になっていない。

何で昔は「コックさんになりたい」みたいに一言で夢を語れたのに、今は一言で言えなくなってしまったんだろう。コックさんレベルの夢を、もう一度考えてみたいと思う。

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