2011年2月25日金曜日

Mickey Mouse

昨日のStrategy Formulationの授業はWalt Disneyがテーマのケースだった。

メインはEisnerがCEOに就任した1980年代後半から2000年頃にかけてのDisneyの事業多角化について。彼がCEOに就任してからというもの、本丸のテーマパークビジネス・映画部門の強化、ABCの買収などメディア事業への進出、Anaheim Mighty Ducksの買収によるスポーツビジネスへの参入、Disney StoreのオープンによるRetailへの進出など、周辺事業に次々に参入していった。授業ではその拡大の方向性が妥当だったのかどうかについて議論した。

後日談的な話で言うと、結果的にEisnerはCEOの座を追われることになり、拡大は行き過ぎていたという風に見られている。そのためなのかアメリカ人の学生にはDisneyのファンという人間が少なく、またEuro Diseyの不振もあって、ヨーロッパ出身の学生もDisneyに対してあまりポジティブなイメージがないらしい。ということで、Disneyのメンツを保つつもりでも何でもないが、日本でのDisneyブランドがどれだけ強いかということを色々と説明してあげた。そのせいか、授業後に僕を見るたびに学生から「次はいつDisney Landに行くんだ?」と聞かれる始末。挙句の果てに"Mickey"と呼ぶ学生まで出てきたり。

別にDisneyのファンじゃないんだけどなぁ。

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