今日から中国語の授業がスタート。Columbia Business SchoolにはChazen Institute of International Businessという研究機関があり、ビジネススクールの国際分野における取り組みの中心的機関となっている。その一環としてChazenは国際ビジネスの研究のみならず、語学教育の提供や海外提携大学との交換留学の取りまとめを行っている。Chazenの語学教室はビジネススクールの学生なら誰でも申し込むことが出来て、しかもテキスト込みで1セメスター240ドルとかなり価格が安いので、入学前から学校が始まったら是非申し込もうと思っていた。正直、個人的に興味関心の強い韓国語と迷ったが、ここで趣味に走ってはいけないと自制して、中国語に決定。とりあえず1年半あれば、日常会話くらいまではいけるのではないかという淡い期待を抱きながら。
そして今日が授業初日。当然のことながら日本人は僕1人で、あとはインド人、アメリカ人、アルゼンチン人という生徒の構成。当然のことながら、初回ということを抜きにしてもやっぱり非漢字使用言語圏で育った人には中国語は相当習得に苦労する言語ということが分かった。その理由は大きく2つあって、まず何よりも「漢字」。恐らく僕らがアラビア語で書かれた文章が記号か何かにしか見えないのと同様、彼らにとっては模様か記号にしか見えない。日本人は簡体字にはなじみがないものの、それでも何とか読めるし、書こうと思えば書けるのでそんなに苦労しない。そして発音。XiやQを見るとアメリカ人は英語の発音で発音してしまうので、拼音のような発音がすっと入ってこない。逆に日本人(少なくとも僕)は英語の発音を刷り込まれているわけじゃないので、適応するのも大した問題じゃない。四声に関しては日本人だろうが、欧米人だろうが、一から学び直さないといけないことだが、それでも中国語は日本人にとっては相当有利というよりも、非アジア圏の人間が目の前で相当苦労しているのを見て、彼らがいかに不利かということを実感することが出来た。先日、中国にGDPで日本が抜かれたばかりであるが、今後ますます経済だけでなく様々な国際分野での交流が中国との間で盛んになることを考えると、日本語教育という不倶戴天のアドバンテージを生かせるんじゃないかと思う。とりあえず1年後にはHSKで4級くらいまでは行きたいと思っている。せっかく同級生にも沢山中国人がいるので、彼らにも手伝ってもらおう。
0 件のコメント:
コメントを投稿