キャリアを伸ばす上で考えなければいけないことは、得意分野をひたすら伸ばすのか?(スペシャリストになるか?)、色々な分野にチャレンジし様々な分野を経験するか?(ゼネラリストになるのか?)ということだと思う。入社から3年目くらいまでは、色々なことにチャレンジすべきだと思う。というのも、そもそも大学時代の専攻分野を生業としていない限り、入社してからすぐに自分の得意分野を任されるということはない。基本的には未経験分野の経験を積んでいくことになるから。そこから社歴を積んでいくと、少しずつ自分の中での方向性が見えてくる。そして社内の人間も自分のことを「彼は○○が得意」というような認知をするようになってくる。ここでどういう主張をするのかが、かなり自分のその後を左右すると思う。というのも、社歴が長くなれば自然と会社から自分に対する期待値は上がる。そしてお客さんからの期待値もフィーに比例して上がる。それだけの費用対効果を出せなければ社内からも社外からも期待外れのレッテルを張られることになる。だから、過去の延長線上で突き詰めていくというのは、リスクも低いし、何より楽。
ただ、若い時にあてがわれる仕事というのは、必ずしも自分が望むものとは限らない。いや、殆ど自分の望みとは全く関係の無い仕事を振られることの方が多いと思う。だから、自分の望む仕事をつかみとるのに最もいい方法というのはとにかく結果を出して、自分の意志を認めてもらうようにするしかない。どんなに望まない仕事であってもとにかく必死で頑張って結果を出して、上に認めて貰えるようになれば、自分の発言も重みをましてくる。でも、仮に認められたとしてもそれが5年目、6年目となってくると、簡単にキャリアをシフトするというのは難しくなってくる。期待値の問題が発生する。
今自分はそんな状況に直面している。自分の意思で今のプロジェクトに来た。色々な犠牲を払って来た。だから何としてもこのプロジェクトで結果を出さなければいけない。でも、自分がやりたいことは今の仕事ではない。もっと新しい領域に取り組んでいきたい。それはシステムではなくて、業務とか戦略とか。でもそれは全くの未知の領域。それにここを担当しているのは自分の親友。正直言って、彼から「こいつデキナイ」と思われるのは怖い。だから、なかなか踏み出せない。。
でも、どうなんだろう。やはり失敗してでもいいから乗り込んでいくべきなのかもしれない。親友は僕が仕事できないくらいで、縁を切るだろうか。むしろサポートしてくれるのではないだろうか。実は不安は思いこみでしかないのかもしれない。
一直線に向かっていくのは心地よいかもしれない。でも、今の僕にはそこをずらすだけの勇気が必要かもしれない。
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