2009年9月9日水曜日

自立

マネージャーになってから個人的に物凄く考えていることがある。それは、自立するということ。マネージャーになって、今さら何を言い出すのかと思われるかもしれないが、これはかなり真面目に考えていること。ここ数年はちょっと上司に甘えていた、極論するとどんなに壁にぶち当たっても彼が導いてくれる、方向性を指し示してくれるだろうという気持ちがどこかにあったと思う。決して、表立って答えを求めたことはないし、極力自分で考えることを常としていたけど、課題にぶち当たって自分なりに答えを出しても、結局上司の指し示す方向に黙って従っていた気がする。上司も上司で意志が強く、ぶれない人で、結構一方的に考えを示してくるので、自分のアイディアが受け入れられることも余りなかった。彼がいるという安心感と、結局自分の意見は通らないという諦めの2つが、どちらかというととにかく自分で引っ張るという気持ちに対して消極的に働いていたと思う。
昨日、上司が仕事中に久しぶりにフィードバックするか、と言ってくれて、2人でコーヒーを飲みながら色々と話をしたのだけど、彼も同じことを心配していたらしい。これからは誰も頼れない、自分の力で道を切り開いていくしかない、と。過去2年くらいのプロジェクトの体制上、どうしてもリーダーは自分自身というポジションではなかったので、致し方ないとも言っていたが、マネージャーになると一気に立ち位置が変わって、基本的にはパートナーからはほぼ権限移譲されている、というか放っておかれるので、何でも自分で考えて、自分で行動していかないと苦しいよ、と彼の経験も踏まえてアドバイスをくれた。そして僕も同じことを考えていると打ち明けると、気づいているのはいいことだと言われた。

とにかく自分がチームを率いる時に、メンバーを不安にさせないようにすることが大事だと思う。これまで自分が心地よく仕事をすることができたのは、ひとえに意志が強く、ぶれないマネージャーの下で仕事してこれたからだと思う。彼らは皆、その時々でひたすらに考え抜き、外部の意見も取り入れながら、自分の意見をしっかりと打ち出していた。そして考えるのもスピード感があった。うー、とスタックすることは僕の前ではなかった。多くのフレームワークを持ち、臨機応変にフレームワークを用いてクイックに考えて、方向性を打ち出す様は本当にすごかった。そして彼らには何より自信があった。新しい領域でも果敢にチャレンジし、自分なりの答えに自信を持っていた。

ただの作業者から、文字通り管理者としてマインドチェンジを図らなければ。とにかく自立。それしかない。

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