読みながら特に感じたのは、とにかくメッセージがシンプルだということ。それは文章の短さにも表れていて、節が何個もあるような文章は殆ど出てこない。主語、述語、以上、といった非常に簡潔な文体には本当に虚飾が全く感じられなかった。
とにかく自分の頭で考え、行動し、失敗を恐れずに失敗から学び、現状に甘んじることなく、目標は常に高く持つ、そして何よりも即断・即決・即実行、というメッセージは自分の胸に沁み入った。折しも、マネージャーに昇進したばかりで、気持ち的にも「自立しなければ」と思っていたところだったから、尚更だった。
これまでの人生、流れに任せる部分も多く、自分で考えて行動してきたか、と言われると反省すべき点は多くある。考えてこなかったわけではないが、不協和よりも調和を是としてしまい、自分を犠牲にすることも多分にあった。しかし最近とみに思うのは、そうやって不協和を回避しようとすることは、自分の精神状態を健康に保つことにはネガティブに作用するので、宜しくないということ。我慢、忍耐というのは生きるためには必要だけど、常に押さえつけるのはストレスがたまるだけで、時々「ガス抜き」しないと、鬱になったり、結果的に自分を痛めつけるだけ。
柳井さんの本を読んで叱咤された。やっぱり他人に甘えず、自分の足で立つ意思を強くしなければ。
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