僕のルームメイトは韓国人のSIPAの学生。食器を洗わないまま放置することについては文句を言いたくなることもあるけど、本当にいい奴でストレスを感じることが無く、ルームメイトに恵まれて本当によかったなと思っている。深夜のキッチンで韓国アイドルは何故かわいいのかという非常にたわいもない話をすることもあれば、日韓米の文化、教育、サービスクオリティに関する違い(まぁ大概はこっちのサービスがどれだけレベル低いかに関する文句や愚痴り合い)の議論で盛り上がる、そんな素晴らしい間柄である。
彼はSIPAの学生でありながら、EconでのPhd取得を目指しているため成績に関するケア度は正直ビジネススクールの学生の比ではない。成績の善し悪しがフェローシップのアプリケーションに影響してくるからだ。フェローシップが認められれば、学費は免除され、学校から給与も出るから、必死になるのも当然だ。だから、試験中の勉強ぶりも凄い。毎日深夜2時くらいまではSIPAの図書館に籠って勉強している。更に、5月から3ヶ月間アフリカのマラウィ共和国でのリサーチプロジェクトにほぼ自費で参加することになっている。それもこれも、リサーチプロジェクトに行くことがアプリケーションで考慮されるからということだ。既に数万ドルの学費を払っているのに更に数千ドルの自腹を切ってアフリカまで行くのだ。彼の必死ぶりというのは、一部のビジネススクールの学生に爪の垢でも煎じて飲ませてあげたいくらいである。ただあまりのプレッシャーからか、ちょっと心配な面もある。最近は毎週日曜に大学近くのキリスト教教会に通いだしたのだ。ちなみに、言っておくが彼はキリスト教徒では無い。教会に行くと心が落ち着くんだという。。僕も結構ストレス感じるらしく、今でもなかなか寝付けず夜中の4時頃に目が覚めたりするし、布団に「ごろん」としたいと思う時もあるけど、流石に教会に行くまで追いつめられてはいない。
彼も僕も木曜日でFinalは終了。彼は木曜日からパリに飛び立ち、家族と合流後に韓国で1週間ほど過ごす予定らしい。韓国からニューヨークに戻ってきてからは中1日でアフリカに旅立つという強行軍だが、きっと韓国でゆっくりすることでリフレッシュできるんじゃないかと思う。彼がアフリカに行ってしまうと恐らく3ヶ月はルームメイト無しの寂しい生活になるが、是非帰って来たら色々とアフリカの話を聞いてみたい。そして、何としてでもフェローシップが認められるといいなと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿