2010年11月15日月曜日

Immunization

実は正式に入学許可を得るためには、ニューヨーク州が定める病気対して抗体があることを証明する書類を大学の担当部署に提出する必要がある。アメリカでは州によって法律が違うので、どの州でも求められるわけではないみたいだけど、New York州ではいわゆるMMR(Measeles(はしか)、Mumps(おたふく風)、Rubella(風疹))に対する抗体の有無を証明する、もしくは予防接種の履歴を医師の署名とともに提出する必要がある。勿論、仮に抗体が無い場合はワクチンを接種する必要がある。ただし、そもそも日本では義務となっているのはMR(Measeles、Rubella)のワクチン接種であり、New York州では2回接種が義務とされているMeaslesも1回しか接種する必要が無い。ということで、一般的なケースでは少なくとも渡航前にMeaselesの2回目とMumpsワクチン接種もしくは血液検査で抗体の有無を証明する必要がある。僕の場合はおたふく風邪もやったし、2007年にはしかが大流行してあらゆる大学で休講措置が取られたタイミングではしかの予防接種もやっているので追加の予防接種は不要のはずだったのだが、何と実家で僕の母子手帳が見当たらず、血液検査を受けてから抗体が無い場合に予防接種せざるを得なくなった。
当初はある筋から紹介してもらった病院で血液検査を受けるつもりだったのだが、値段の高さに目玉が飛び出て、いつも羽紗がかかっている病院で結果的には血液検査を受けることになった。というのも、最初に照会した病院では血液検査だけで12000円、仮にはしかの2回目の予防接種を受けるとなると18000円かかると言われた。要するにこの血液検査も予防接種も健康保険の対象外になるため、コストは全て自分で負担しなければならないし、そもそも価格の決定権は病院側にあるらしく、その結果これだけの値段になってしまっているらしい。しかし、羽紗のかかりつけ医の先生は基本的に儲けることには関心が無いらしく、検査会社に支払う費用に事務費用を500円くらい載せて7500円で血液検査をしてくれるというのだ(一応、検査会社の価格表まで見せてくれたので、先生の取り分は殆ど無いのは明白)。そして仮に追加の予防接種が必要になったとしても8000円くらいでいいと言うのだ。あっさり最初にコンタクトした病院の予約はキャンセルした。まったく、価格なんてあってないようなものである。

さて昨日先生から電話があり、検査結果は全て陽性だったため、追加の予防接種は不要とのこと。明日、病院に行ってフォームにサインしてもらえば基本的に完了。あとはFAXするだけ。ただ現地の幼稚園や小学校に入学する子達は数十の予防接種の接種歴を証明する必要があるらしく、大人はまだ簡単だとのこと。先生がちょうど日本からアメリカに移る子供用の書類を作っていたのを見せてくれたのだが、数がかなり多くてびっくりした。

それにしても僕の母子手帳はどこに行ったのでしょう・・。母子手帳大事です。

2 件のコメント:

  1. 良心的な先生でよかったね!

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  2. って、最初先生も言っていたのですが、結果的に1万円くらいになっちゃった。感度の悪い検査をやって、抗体反応が出ないで予防接種するよりも、ちょっと値段ははるけど感度の良い検査をして予防接種を回避する方をとったら値段上がっちゃった。保険だと思うとやむなしですが・・。

    とりあえずニューヨーク行きの片道航空券押さえた!12月20日にニューヨークに行くよ!

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