2010年10月31日日曜日

Grateful days.

今日は早慶戦に顔を出してきた。早慶戦と言っても、神宮を沸かす野球の早慶戦ではなく、バドミントンの早慶戦の方。毎年、開催校は順繰りに入れ替わりで、今年は慶応義塾大学日吉キャンパスが会場。実は、2007年に日吉に引越してから、1度も早慶戦に足を運んだことがなく、「お前は日吉に住んでるのに、早慶戦に1度も顔を出してないじゃないか」なんて小言を言われたりしていた。暫く日本を離れるので、ますます付き合いの悪いOBというイメージが定着してしまわないように、レセプションだけ参加してきた。

バドミントンの早慶戦も長い歴史を誇る。今年で58回目を数え、レセプションには何と第3回大会から参加されているというOBの方もいた。早稲田は男女ともに関東1部に所属し、慶応は男子が5部、女子が3部と今では実力では大きく開きがあるため、昔に比べれば見応えのある現役戦というのは少なくなってしまった。伝統の一戦というのには若干役者不足感は否めないが、レセプションでは実力は関係なく、早慶の現役、OBが一緒になって親睦を深める。その点は今も昔も(お酒の強要度は大分減ったけど)変わりは無い。上は80代から、下は10代まで集まるというのはそうそうあったものではない。

昔からお世話になっているOBの方々には留学することをご報告した。OBの中には、上場企業で役員をされている方など、ビジネス界で成功を収められている方も多くいらっしゃる。「頑張ってこい」と励ましのお言葉を沢山頂いた。僕が大学卒業時から「将来はビジネススクールに留学したいんです」と言っていたことを覚えて下さっていたOBの方もおり、「夢を実現するなんて素晴らしいじゃないか。頑張ってこいよ。」と大いに激励された。こうやって会うにつけ、色々とご指導くださる諸先輩方がいらっしゃることは本当にありがたいこと。早稲田に入り、バドミントン部に入って、4年間続けて本当によかった。ビジネススクールへの留学も振り返った時に「本当によかった」と思えるものにしたい。

さて、レセプションの場で、早稲田大学で職員をしている後輩に聞いたのだが、僕が卒業した政治経済学部にも遂に英語だけで卒業できるトラックが出来たらしい。僕が学生だった頃は国際部(海外からの留学生が所属する学部)だけが唯一英語で授業を実施していた。他学部生は英語の試験をパスすると聴講が許されたので、卒業の単位には参入されないのを覚悟で聴講試験を受け、海外からの留学生に交じって授業を受けていた。ディスカッションをベースに進む授業は本当に新鮮だった。ただし、毎回授業の準備が大変であり、"What else?"と言って生徒を当てまくる教授にビビりながら授業を受けていた。卒業後に、国際経済学科が出来たり、国際教養学部が出来たりと、グローバル化に向けた改革は進んでいったが、政治経済学部にも英語で卒業出来るトラックが出来たのはいいことなんじゃないかと思う。留学生を呼び込むことが出来、教授も学生も国際化しないといけない。今の会社には国際教養学部卒の後輩がいるが、英語も喋り堂々と海外を相手に仕事をしている。彼女は1年間海外の大学で学んでいるが、やっぱりそういう環境に身を置くということは大事だと思う。政治経済学部で学びながら英語漬けの日々を送れるのであれば、素晴らしいことだと思う。こういう流れがどんどん起こることが必要だ。

2010年10月30日土曜日

Over the web...

Badzineに先日のインカレの記事が。小宮さんが書いたのだろうか。Denmark Openの隣にインカレの記事というのは意外性があって凄い(w

そういや、Facebookの創業者Mark Zuckerbergをテーマにした映画"Facebook"がアメリカで公開。見てみたいな。

2010年10月29日金曜日

The last day, the first day...

今日がプロジェクト最終日だった。

かなり切羽詰まった大事なところではあったが、合格前から宣言していた通り10月末で抜けさせてもらうことにした。先見の明があったわけではないが、準備が全く進んでいないのでこのタイミングで抜けないと厳しかったかもと思ってる。横浜の今の家は引き払い、妻と羽紗は四日市に帰省するので、荷物を実家、祖母宅、四日市に振り分けて運びきらないといけないし、不要な荷物はせっせと処分しないといけない。ビザ取得も事前課題もこれから本腰を入れて手続きだったり課題に取り組まないといけない。渡航前のウォーミングアップに英語漬けにしておかないといけないから英語漬けの環境も作らないといけない。そんな準備だったりを仕事と平行して行うのはかなり難しいと思う。

相当に強引な抜け方をしたので、先輩や同僚、そして後輩達には相当に迷惑をかけてしまったのは申し訳ないと思ってる。そして、暖かく送り出してくれたチームリードのシニアマネージャには本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。彼が最も一番辛い状況においやられているのに、懐の深さは本当に凄いと思う。

実はお客さんへの挨拶を全て済ませたわけではなく、また引き継ぎも少しだけ残ってるので、来週も時間を決めてジョブサイトを訪れることになっているのだが、会えなくなる人もいるかもしれないので他チームのメンバーにもお礼と挨拶をした。今の会社に帰ってくるつもりだが、何だか今日で会社を辞める人のような気分だった。

しかし、感慨に浸ってばかりもいられない。今日でプロジェクトは最後だが、同時に僕にとってはスタートでもあるのだ。

明日は羽紗を連れて国立の実家に帰る。両親に今後のプランについて説明し、「我がまま息子」が妻と子供に迷惑をかけることになるので、僕が日本を離れてからも最大限に家族を助けて欲しいとお願いしにいく。準備はあれど、家族との時間を大切にしないといけない。

うー、でも、大学側から提示されたTo-DOは残り27!つらいorz

2010年10月24日日曜日

Back from Kyoto

今日、京都弾丸旅行から帰ってきた。この週末を過ごしただけ。土曜日は宿についたのは既に16時を回っていた。そして今日も14時の新幹線に飛び乗って横浜まで帰ってきた。毎年、妻のお母さん、兄夫婦一家と泊まりがけの旅行に出かけているのだが、今年は僕の受験の結果が出てからの方がいいだろうということで、このタイミングになった。
宿は炭屋旅館という創業100年になる老舗の旅館に宿泊。女将さんの振る舞いも、玄関から部屋に至る廊下の普請まで、歴史を感じる実に「京都っぽい」宿だった。料理もおいしかったし、上品だった。最後に出てきた白味噌のお味噌汁は、中に入った柚入りのお麩とのマッチングが素晴らしかった。温泉宿のように「これでもか」とてんこ盛りに出てくるとどれだけおいしくても引いてしまうものだけど、一品一品の量は控えめで僕にとっては適量だった。
観光の時間が殆ど無かったのは少し残念。昨晩は三条から四条近辺の河原町界隈をぶらついた。先斗町のおいしそうなお店の軒先に飾ってあるメニューを眺めたり。今日は、新幹線が14時だったのでとりあえず「定番」ということで清水寺を参拝。修学旅行シーズンは既にピークを過ぎているらしいが、それなりに混雑していた。修学旅行シーズンは信じられないくらい混むらしい。観光資源というのは凄い。放っておいても人が来るのだから(笑)

これから日本を離れてしまうので次の旅行は当分先になりそう。それでも今度はゆっくりと家族で過ごせる旅行に出来ればと思う。

2010年10月19日火曜日

これから。

もう既に僕が単身でビジネススクールに行く事については羽紗にも話をしているので、昨日お風呂に一緒に入っている時に「パパとおくに行っちゃうの?飛行機に乗って行っちゃうの?」と言われて、本当に辛かった。「そうだね。パパ遠くに行っちゃうけど、絶対に迎えに来るからね。それまでママとおばあちゃんの言うことちゃんと聞いて、ママのこと助けてあげないと駄目だよ。」と返すのが精一杯だった。

ビジネススクール留学に関しては、自分の我儘、夫として父としての責任放棄以外のなにものでもなく、特に妻と羽紗にはとてつもない痛みを強いてしまっている。これまで貯めたお金を持ちだし、借入までして行くのだ。人でなし、ろくでなしと思われても仕方がない。

だから、、その分、死に物狂いでビジネススクールで学び、その学習経験、ネットワークを卒業後に仕事で活かし、家族のためにも何としてでも成功しなければならないと強く思う。

Japanization

16日のInternational Heral Tribuneの"Japan Goes From Dynamic to Disheartened"は、読んでいて悔しくなるような記事だった。「デフレスパイラル」「草食系」「野心が無い」「希望を失っている」などなど、これでもかというくらい日本に渦巻くペシミズムについて書き立てている。それでいてアメリカ人は「僕らは日本と同じ過ちは冒さない。起業家精神の根付いた文化が悲観的な状況でもリスクを取ることを恐れない国民と日本の『失われた10年』から学んだ政府やFRBは景気悪化局面でも大胆にかつ迅速に行動できるからだ」と主張する。なんとかならないかなぁ。

2010年10月17日日曜日

さぁ、どれがiPadでしょう(w



(上:iPad、中:Blackberry Playbook、下:EeePad。突き詰めるとこうなっちゃうのかなぁ。と思うと、Appleってやっぱり凄いなぁ。)

インカレ決勝@東京体育館

早稲田大学バドミントン部男子が全日本学生(通称インカレ)で決勝進出という速報を受け、つばさを連れて東京体育館まで行ってきた。

準決勝で秋季リーグ覇者の日大に3-0で勝ったという報告を連絡を受けたのが11時30分頃。まさかのストレート勝ちにこれはすぐにでも応援に駆け付けたいところだったが、夕飯の下ごしらえ中で、何故かこういう時に限って夕飯のメニューは手間のかかりそうな栗ごはん。らでぃっしゅぼーやから届いたという栗(15個程度)の皮がうまく剥けず悪戦苦闘(笑)何とか準備を終えて、12時30分頃につばさと家を出て、東急で昼食のパンを買って、13時30分過ぎに体育館に到着。到着した時には既にトップシングルスの試合は始まっていて、主将の上田拓馬が法政の甲谷と意外にも競った試合をしているところだった。

本当は熱を入れて応援したいところだったのだが、殆どまともに見れなかった。この決勝進出という意義を理解できるわけもないつばさ嬢は全く試合に興味を示さず。「お散歩したいの!」と体育館をぐるぐる回ったり、申し訳程度の音量でYouTubeでプリキュアを見せれば「音が聞こえない!」とごねられてフロアの見えない端の方に移動したり(泣)うー、何のために来たのか・・。

さて、そんな僕の焦燥感とは関係なく、(少なくとも10年以上遠ざかっていた)久方ぶりの決勝進出という大舞台でも選手たちはよく頑張った。特に今年の4年生はタイトル必至と言われながら、団体戦でなかなか結果を残すことが出来なかった粒ぞろいの選手たちばかりなので、気合いも入っていただろうし、この試合に賭ける意気込みは相当のものだったと思う。先に負けてしまった女子も、ベンチに入れなかった選手たちもアリーナからよく応援していた。また東京開催ということもあり、多くのOBが会場に足を運んでいた。中でも岐阜県庁に勤める先輩と卒業以来(?)のよもやの再会。政策研究大学院大学に派遣されて学生をやっているらしい。キャンパスの六本木で務めているので、今度ご飯食べましょうよ、とか、岐阜に奥さんと1歳2ヶ月の子供を残しての単身赴任とのことで、これからの僕の境遇と似ているところもあり、お互い大変ですね、とか色々と話は盛り上がった。勿論、コートの方を見ながら。。

第2シングルスは取られて1-1になり、トップダブルスの上田・嘉村が相手から1ゲームを取ったところで、つばさの飽きっぷりが極限に達したので試合の応援は現役と他のOBに託し、一足先に体育館を去った。その後も逐一入ってくる、後輩からのSMSを競馬新聞片手にラジオ放送に耳を傾ける馬券師のような心境で待ち、「ファイナルになりました。 上田足つってます。」「上田・嘉村2-1垰畑・小林 上田足つって頑張った!」「山田・西澤1-0滝内・佐々木 リーチ!」のテキストにまるで体育館にいるかのような状態で、試合の行く末を見守った。その後、勝利目前で第2ダブルスが逆転負けを食らい、最終シングルスは2年生の原田が相手4年生の小林に2-0で敗れてしまった。選手たちは相当悔しいに違いないが、僕らが現役の時にあれだけ強かった先輩たちでも出来なかった準優勝という結果は胸を張れる結果だと思う。お疲れ。

それにしてももう少しちゃんと応援したかった。「つばさ」という名前の由来をもっと言い聞かせておけばよかったよ(笑)

2010年10月9日土曜日

Another one week..

実はまだ進学先を決め切れていない。どれだけ優柔不断なんだ、って思われると思うけど、家族がいればやはり「えいや」で決め切れない。自分で納得するだけじゃなくて、周りの人にも納得してもらわないといけないし、リスクはリスクです、ってちゃんと言えないといけない。でも1つ決めたことは、もう決めたら振り向いちゃだめだってこと。正直後ろを振り返っている余裕もないのと、どちらの学校に行ったって素晴らしい生活が待っているのだから、あとは自分でその選択が正しかったと言えるようにするしかないと思っている。

Columbia Business SchoolのDepositの入金期限が来週末に迫っているので、トランザクションのリードタイムも鑑みて昨日Citibankに海外送金の手続きに行った。そして対応をしてくれた女性テラーの方から「Columbiaに行かれるんですか!?凄いですね!頑張ってください。」と励まされる。最近は日本人合格者も大分少なくなっているので、僕の気持ちとしては日本人を代表してビジネススクールに乗り込むくらいの気概なのだが、こうやって他人から励まされると余計にやる気が出てくる。そして、やっぱりColumbiaってブランドは凄いんだなぁと思った(金融という業種がらなのかもしれないが・・)。

もう来週末で決めます。これ以上は伸ばせないから。

2010年10月7日木曜日

えかき

保育園から保護者に宿題が出た。
お題は「子供の似顔絵」。16日の運動会で飾るらしい。

ふふふ。。遂にこの瞬間が・・。

ということで、めちゃくちゃ真剣に描いた。

「うわー。つばさちゃんのパパって絵じょうずー。」

と言われて、誇らしげにしているつばさの顔を想像するだけで笑いが・・。ふっふっふ。

どうしよ、もっとうまい人がいたら。。

Brand Equity か Personal Equityか?

このブログのサイドバーにも掲載しているが、このHBS2年生のブログは本当にためになる。

http://militarytobusiness.blogspot.com/2010/10/brand-equity-vs-personal-equity.html

今回の記事は"Brand Equity or Personal Equity?"。

正直、僕は両方必要だと思う。

ビジネススクールを受験して、合格者がMckinseyとかBCGとか、Goldman SachsとかJP Morganとかのトップファームの出身者で多くを占めることを考えると、やっぱりどこの組織に属しているというのはそれなりに重要。それはどこの大学を卒業したかと同じで、所属する組織のブランドや信用によって三段論法的に評価する方がその人個人の実力から帰納的に評価するよりも圧倒的に簡単であるから。学歴至上主義と揶揄されるかもしれないが、これが現実だと思う。ここがチャンスを掴めるか否かを分ける分水嶺となるのであれば、別にブランドを追い求めるのは悪いことではないし、むしろ重要だ。

勿論彼のBlogにも書いてあるようにその後の成功というのはPersonal Equityで決まる。HBSやStanford GSBなんかのトップスクールを卒業したからとか、トップファームで仕事をした経験があるからと言って、成功が保証されるわけではない。ある意味、それだけのメッキが施されておきながら実力を発揮できなければむしろ失われる信用も大きい。だからある程度のステージになったらブランドではなく、最終的なゴールを考えて、道筋を考えて、直感的にではなく合理的に進んでいく必要がある。

ということで、どこでその軸足の切り替えをするかが問題ってことだね。難しい。。。

2010年10月1日金曜日

ものかき

バドミントン仲間の森田氏が主催しているSmash-netにちょっとしたバドミントンネタを寄稿しました。

本職と関係ないことを書く方が楽である・・(笑)