2009年12月3日木曜日

帰国後の方が忙しい

パリ出張から帰国してからパリ滞在中の緩やかな時の流れが幻だったかのように、ここ連日は毎日帰りが2時、3時。とにかくまだ木曜日?という感じで、今週はとてつもなく長く感じられる。ブログの更新なんてままならないくらい忙しかった。

この落差は何でだろう、と考えてみたところ、ありきたりな原因が2つ。1つ目は環境的な側面。海外(特に欧州)オフィスの人間と仕事で絡むことは結構あったが、比較すると日本人の方がよく働く。フランスは雇用制度が厳しく、社員に対する長時間労働が厳しく規制されているため、法律上長く働けないということはあるけど、圧倒的に日本人の方が労働時間が長い。そして僕は日本に帰ってきてからその環境に引きずられてしまっているため、何となく気づいたら深夜ということに。
2つ目はやはり時差。フランスが仕事を始めるのは日本時間夕方5時。僕らが仕事を片付けようとするころに問い合わせやら連絡やらがどんどん舞い込んでくる。さすがに無碍に扱うのも申し訳ないと思って対応しているとあっという間に夜中。また米仏間の電話会議にオブザーバー的な立場で参加しないといけない場合があり、この場合はもう最悪。米仏が都合のいい時間帯は日本の夜中しかないので、電車で帰ることは諦めないといけない。

両原因ともに割り切って仕事が出来ればなんら問題ないんだろうけどね。なかなか難しいものです。

こんな忙しさなので、現在開催中のバドミントンの全日本総合には全く顔を出せていなくて残念。こまめにニュースだけはチェックしているのだけど、イケシオがアディダスと契約したと聞いて、拝見しに行きたいのにさすがに平日は無理そうです。最終日くらいは羽紗を連れて顔を出しに行こうと思います。しかし、アディダスとは思い切ったことをしたものです。アディダスは数年前にバドミントンに参入し、その時僕はバドミントンの用具市場の競争が激しくなることを期待したのですが、用具メーカーがしのぎを削っているというところまでは至っていないのが悲しいところ。海外では、Li NingやVictorがそれぞれ中国、韓国のナショナルチームと契約を結ぶなど、ここのところ動きが激しく、マーケットウォッチをしていても楽しいのですが、今回のアディダスとの契約でまた注目を浴びて少しでもマーケットで競争原理が働いて活性化すればバドミントン全体にとっては非常によいことだと思います。

そういえばバドミントンと離れますが、先日の事業仕訳でJOCに対する強化費が「縮減」対象とされたのは非常に残念なニュース。せっかくNTCなどナショナルレベルでのハードや、エリートアカデミーなど強化育成の流れが出来てきたのに、多額の資金を必要とするこれらのインフラ維持が立ちいかなくなることだけは避けないと日本のスポーツ競争力がどんどん凋落していってしまう。JOCからの強化費に対する経済的依存度が強いマイナースポーツは割を食うと思う。

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