最近、家のPC(Dell XPS M1330)の調子が悪く、たまにOSが予期せぬエラーに遭遇していた。前にVistaのデスクトップをMac OS風にしてみるという愚行をした時に、エクスプローラのウィンドウの表示がおかしくなる(進む、戻るの矢印画像の周りが黒く縁取られる等)ことはあったが、システムの復元できれいさっぱり元に戻してからはおかしいところはなかったし、その後レジストリをいじるようなことはやっていないので原因は分からずじまい。ただ何となくWindowsに何か不具合がありそうなことは確かなので、この際Windows7にアップグレードしちゃおうか、と妻に提案し、承諾を得(たと記憶してますが)、先日Amazonでアップグレード版を購入しました。そして昨日時間があったので夜なべしてアップグレードしちゃいました。
アップグレードなんて余裕綽々と思っていたら、いきなりBIOSのバージョンが古いというエラーメッセージが。若干右往左往してDellのサポートセンターに問い合わせ、最新バージョンのパッチ当てについて教えて貰い、何とかクリア。オペレータが何度も「BIOSバージョンを最新化して、万が一PCが起動しない等の問題が発生した場合は、保証期間が切れているので自己負担になりますよ。」ということを念押しされた。BIOSのバージョンはWindows UpdateのようなOSパッチとは異なり、必ずしも最新化しなければならないものではなく、Dellでユーザーに対して最新化を誘導するようなことは一切していないらしい。だから万が一のための責任回避のつもりなのだろうが、ちょっとくどかった。
これでアップグレードも余裕、と思っていたら今度はドライバの互換性の問題がATAのドライバに見つかったということ。昔、そのまた昔、前の会社の新入社員研修で、ATAだ、Ultra-ATAだ、SCSIとかUSBとかの接続形式について勉強し、実際にPCを組み立てる時に一応そこらへんの知識を念頭に置きながら実施したので、何となく覚えてはいたが、自分のPCの内部構造がどうなっているかなどは与り知らず、先ほどDellに電話した時にはWindows 7へのアップグレードに関してはMSに対して本来は問い合わせるべき、といった主旨のことを何度も言われていたので、Dellに電話してもどうせ駄目だろうと思って、これまた困った事態にぶち当たる。
こういう時はGoogleに頼るしかないので、検索してみたら、同じ問題にぶち当たった人はそこそこいたらしく、いくつか検索結果が出てきた。でも困ったのが意見が二通りに分かれていたこと。ある人は、そんなの無視しちゃいなさい、と言えば、ある人は基本的にはやらないほうがいい、という。ただ、前者の方が多そうだったので、必要なファイルを外付けのHDにバックアップして、続行してみた。
以後は特に問題もなくアップグレードプロセスが自動で流れていき、約2時間くらいでVistaがWindows7にアップグレード完了。Vista時代にIEを起動すると起こっていた不具合などは解消されているようだし、懸念していたiTunesも動いているみたいなので、とりあえず正常終了したみたい。ただ、DaemonツールがWindows 7で動かないという問題があることが後から判明。イメージファイルで残しておいたBarron'sのTOEFLシュミレータを使おうとしたらDaemonがいつもあるはずのタスクトレイに見当たらず、Windows7に対応しているという最新版のDaemonツールをダウンロードしてインストールしてみたが、どうやら前述のドライバのところですっ飛ばした大容量記憶域関連で問題が発生しているらしいということろまでは判明。解決策はレジストリの書き換えらしいのだが、せっかくOS関連エラーがなくなったのに、自分から墓穴掘るようなことはしたくないと思って、Daemonツールのインストールは諦めました。Windows 7に本当に対応しているバージョンが登場することを願ってやみません。
OS系のエラーが解消された以外はWindows 7にアップグレードしたメリットってあんまり感じられず、MS-DOS
からWindows 3.1に、Windows 3.1からWindows 95にとバージョンアップを繰り返すたびにパラダイムシフトを起こしてきた過去のバージョンアップに比べると若干寂しいものがありますね。もうOSなんてパーソナルコンピュータの世界では臨界点に達したのかもしれませんね(まぁVistaの問題点を解消するために「迅速」に開発したOSだから、そんな余裕がなかっただけかもしれないけど)。
話は変わって、今日は大晦日ということで、1人ではありますが、年越そばを食べようと思って先ほど東急に買出しに行ってきました。で、「今ならお蕎麦半額!!」という声に引かれて食料品売り場入り口すぐそばにある特設ブースに並んでいる蕎麦に飛びついてみたのですが、成分表示を見てびっくり。生蕎麦だから、保存料が入っているのは分かるのだけど、なぜか卵白の文字・・・。添加物も沢山だし、これは食べられないと思って、結局そば粉、つなぎと食塩しか使っていない乾燥蕎麦を買うことにしました。そばつゆは前から家で作っているので、かつお節を購入し、これからそばつゆを作ります。
今年も色々なことがありましたが、最後はおいしい蕎麦で締めくくれればと思います。