2011年5月10日火曜日

デスパレートなルームメイト

僕のルームメイトは韓国人のSIPAの学生。食器を洗わないまま放置することについては文句を言いたくなることもあるけど、本当にいい奴でストレスを感じることが無く、ルームメイトに恵まれて本当によかったなと思っている。深夜のキッチンで韓国アイドルは何故かわいいのかという非常にたわいもない話をすることもあれば、日韓米の文化、教育、サービスクオリティに関する違い(まぁ大概はこっちのサービスがどれだけレベル低いかに関する文句や愚痴り合い)の議論で盛り上がる、そんな素晴らしい間柄である。

彼はSIPAの学生でありながら、EconでのPhd取得を目指しているため成績に関するケア度は正直ビジネススクールの学生の比ではない。成績の善し悪しがフェローシップのアプリケーションに影響してくるからだ。フェローシップが認められれば、学費は免除され、学校から給与も出るから、必死になるのも当然だ。だから、試験中の勉強ぶりも凄い。毎日深夜2時くらいまではSIPAの図書館に籠って勉強している。更に、5月から3ヶ月間アフリカのマラウィ共和国でのリサーチプロジェクトにほぼ自費で参加することになっている。それもこれも、リサーチプロジェクトに行くことがアプリケーションで考慮されるからということだ。既に数万ドルの学費を払っているのに更に数千ドルの自腹を切ってアフリカまで行くのだ。彼の必死ぶりというのは、一部のビジネススクールの学生に爪の垢でも煎じて飲ませてあげたいくらいである。ただあまりのプレッシャーからか、ちょっと心配な面もある。最近は毎週日曜に大学近くのキリスト教教会に通いだしたのだ。ちなみに、言っておくが彼はキリスト教徒では無い。教会に行くと心が落ち着くんだという。。僕も結構ストレス感じるらしく、今でもなかなか寝付けず夜中の4時頃に目が覚めたりするし、布団に「ごろん」としたいと思う時もあるけど、流石に教会に行くまで追いつめられてはいない。

彼も僕も木曜日でFinalは終了。彼は木曜日からパリに飛び立ち、家族と合流後に韓国で1週間ほど過ごす予定らしい。韓国からニューヨークに戻ってきてからは中1日でアフリカに旅立つという強行軍だが、きっと韓国でゆっくりすることでリフレッシュできるんじゃないかと思う。彼がアフリカに行ってしまうと恐らく3ヶ月はルームメイト無しの寂しい生活になるが、是非帰って来たら色々とアフリカの話を聞いてみたい。そして、何としてでもフェローシップが認められるといいなと思う。

2011年5月8日日曜日

コンディション最低

先週日曜日、Spring SemsterのFinalが目前にもかかわらず、毎年春になるとやってくるアレルギー性鼻炎の症状が出てしまった。例年であれば1日、2日我慢すれば症状も治まるのだが、今回は未だに引きずっている。水曜日のCorporate Financeも金曜日のOperations Managementの試験もコンディション最低の状態で受ける羽目になってしまった。しかもOperations Managementの試験の前日はにわかに起きているだけでもしんどく、殆どベッドで横になって過ごす羽目になってしまった。正直言って、成績はFinal一発勝負で殆ど決まるので準備不足は致命的。でもここまで体調が悪いとどうしようもないと思って半ば開き直っている。

何で長引いているのか原因はよく分からないが、色々と考えた結果食事の可能性が高いかなと思っている。

アパート内の埃が原因ならこれまで症状が出なかったのが不思議だし、花粉症が発症したのかとも考えたけどセントラルパークを歩いている時には全く出なかったのでその可能性は薄く、さすがにストレスでもなさそう。消去法で行くと、可能性としてあり得るのは食生活くらい。日本にいる時は殆ど肉を食べなかったがアメリカに来てから食べる頻度はかなり上がった。その蓄積がちょうどアレルギー性鼻炎発症のタイミングと重なって症状を重くしているのかもしれない。とりあえず当面お肉を食べずに、野菜と果物中心の食生活に戻し、症状が緩和されるかどうかを観察してつもり。また実家からアレルギー性鼻炎の薬を送って貰うことになったので、相当辛い時は薬で乗り切ろうと思う。

それにしてもこれがずっと続くと何にも集中出来ないし、起きているだけでも辛いので早くよくなってもらいたい。特に今週は3つも試験があるのに、まだまだ勉強が足りないのでお願いだから試験が終わるまでこの最悪の症状にはそっとしておいてもらいたいわ。

2011年5月5日木曜日

バランス

Corporate Financeの試験が終わった。試験時間は何と5時間。朝10時に始まって、午後3時までぶっ通しで試験。基本的な内容は企業のValuation。プロセスは大体決まっているので、Assumptionさえ間違っていなければ大丈夫だと思うが。必修科目の中でも、結構頑張って勉強した科目の1つなので報われるといいんだけどね。さて、Corporate Financeは実りがある授業であった一方、「こんなもんなのかなぁ」という若干の違和感も感じた授業の1つである。まずはその「あっさり」さ。「売上成長はXXXX年以降8%で・・」「Working Capitalは売上比率に一定で推移」「PP&EはXXXX年以降減価償却額のカバーのみ」など、バリュエーションをするためには様々な前提を置く。勿論、前提を置かないと将来予測など出来ないのだが、毎年8%成長するのって結構大変なんだけどな、と思う。日々の企業活動は決してコンピューターがシュミレーションをしている訳ではなく、人がビジネスを動かしている。だから何となく教室の中でエクセルに向かい、前提を色々と議論して「えいや」で前提を置いてバリュエーションを作っていくことに人間臭さを感じず、何となくもやもやした感じは拭えなかった。ただ回を重ねるごとに、ファイナンスの企業活動に対するインパクトも目の当たりにした。勿論、皮算用に尽きないものの、例えば資本構成を変えるだけで企業のバリュエーションは大きく変化する。どうだろう、この視点はコンサルタントには結構足りないのではないかと思う。というのも、コンサルタントはIncome Statementばかりに目を向けがちである。これはそもそものビジネスの性質上仕方のないことなのかもしれないとは思いつつも、企業価値向上のレバーに目を向けずに売上成長率とか利益率とかコスト削減がどれだけ実現出来たとかを「絶対値」として語るというのは決して必要十分ではないということを感じた。どれだけ高い売上成長を遂げても、どれだけコストを削減出来ても、それだけでは意味が無いし、キャッシュを生み出さなければ企業価値は向上しない。当初感じた人間臭さの無さに対する違和感というのは、実は相当にナイーブな考えだったんだなと感じた。

月並みだけど、企業というのが人で成り立っているということに対する認識と、総じて無機質な数字上の議論の両方に対してバランス感覚を持つことが大事なんだと思う。特に起業する人間、ジェネラルマネジメントやコンサルティングに進む人間は特にこのバランス感覚が重要ではなかろうか。ファイナンスに進む人間はきっと「あっさり」してないとやっていけないんだろうけどね(笑)

2011年5月3日火曜日

The first final and into the summer.

The first final exams are soon to start from tomorrow with Corporate Finance. But after this exam period, we can have a week break before the summer semester starts. J-termers used not to have even a break between the spring and summer semesters. But thanks to J-Term Class of 2011 who complained a lot to the school, they generously won the right for the one week break. In exchange for taking a week off, we are going to have classes on Friday during the summer semester to make up for a week delay caused by the break. But, actually some greedy students complained about taking classes on Friday. But I would like to tell those people, "we used to work more than 4 days!!". 

It is said that during the summer, J-termers are going to dominate the campus. That is, the population density in the campus is going to be decreased toward the summer. Beloved second year students are graduating shortly. The majority of first year students are going out of the campus for their summer internships. Only J-termers will stay in the campus to study. Senior J-termers emphasized how nice it is to study in the summer. It's more quiet and comfortable and less hectic.  Event activities get dormant and there is no Happy Hour. So we can concentrate on studying!! Wow :-) Anyway, although most of J-termers don't need to think about short term post MBA careers because unlike me, most of J-termers are sponsored students or from family businesses. However, the quiet summer period will definitely be good time to contemplate personal life and careers. Ever since I came to Columbia, my CPU hasn't yet been able to catch up with the pace to process all information I digest from exciting life.  I met a lot of attractive people from different backgrounds. I got exposed to areas and fileds I hadn't been to. 

So, after this first final and during the first but last summer in MBA, I want to spend time for my personal reflection so that I can set some trajectory ahead toward the second year to take firm steps forward for my post MBA career. 

ちなみに、明日のCorporate Financeの試験時間5時間。なが・・。さて、もう一踏ん張り。

2011年4月29日金曜日

最後の授業

春学期最後の授業が昨日終わった。
来週、再来週と期末試験があり、それが終われば1週間の休みを経て夏学期に突入する。

来週の期末試験に向けて勉強に本腰を入れたいところだが、NYは本当に「馬鹿」みたいに素晴らしい天気が続いていて、本当に学生の僕らをあざ笑うかのようだ。連日20度台後半にまで気温が上がって、外を散歩するだけでも相当に気持ちがいい。

2年生はあと2週間で卒業。要するに僕らもあと1年で卒業と思うと若干焦りが出てくる。夏はもう少し将来のことを考える時間を増やしたい。

アメリカの景気

アメリカの景気がなかなか回復軌道に乗らない。

先月発表された雇用統計が当初想定よりもかなり好調だったこともあり、WSJなどには「アメリカ経済復調の兆し」的な小躍りするような見出しの記事が踊った。最近、Dowも高値を更新し続けていてマーケットもそんな心理を反映しているかのようだった。そんな訳で、地震による日本経済に対する影響が不安視されており、そろそろ円安基調に乗るかなと思って手持ちの円を売って、ドルを買ったりしていた。S&Pが日本国債に対する見通しをネガティブに引き下げたことが象徴しているように日本経済に対する信頼感というのが揺らいでいる状況で、アメリカ経済が立ち直っているのであれば円安に振れない理由は無いと若干の確信もあった。
ただ、何故か円は81円〜82円で推移している。先日若干円安に振れたが、何故か円高に戻って行った。昨日発表の第一四半期GDP成長率が1.8%に鈍化したことにもあるようにまだまだ楽観視できない状況を抜け出せ切れていないからだろうか。失業者数も2月以来40万人を突破したということで、病み上がり状態はまだまだ続きそうな気配を感じさせるニュースもある。金利引き上げまではそれなりに時間がかかりそう。

にしても、バーナンキ。さすが不況研究の第一人者だけあって、常に渋い顔をしている。彼を見ているとなかなか景気が回復しそうな感じがしない(笑)アメリカの景気が戻ったら、今度は好景気の経済政策に強い議長が好まれるんだろうか。バーナンキどうなるんだろうね。

2011年4月21日木曜日

Country RiskとValuation

春学期も佳境にさしかかっている。再来週からFinalが始まるのでどの授業も「締め」に入りだした。未経験の領域だけにタフだが、最も学びが多いCorporate Financeの授業も同様に締めくくりに入り、先週から授業で毎回フルバリュエーションをやっているため準備がとにかく大変。今日のケースは初めてのアメリカ国外のケース。しかも舞台はアルゼンチン。2002年に実際に起こったFrance TelecomからのTelecom Argentinaの50%株式(持ち株会社経由)に対する125mUSDのEquity投資がテーマだった。これまではアメリカ企業のバリュエーションだったため、マクロ経済の動向(為替、金利、インフレなど)などのノイズは殆どなかったが、そもそもEquity投資のタイミングが2002年とアルゼンチンが国債の債務不履行を宣言したばかりという金融市場が混乱している状況という全く異なるシチュエーションだったのでこれまで以上に準備に時間がかかった。特に難しかったのが資本コスト(WACC)の計算。メキシコ、ブラジルなど近隣諸国の類似企業のベータを参考値にβeを算出することを試みたが、そもそも国を跨いでβeを参考値として使う場合、βe自体は派生元のCountry Riskだけを含むから、国を跨ぐ場合はAdjustしないといけないと思っていた。結局βeをそのまま使い、Equity Costを計算。今回のようにβeを補正しなかったり、その他にはMRPで補正するとか、Risk Free Rateで補正するとか複数のEquity Cost計算方法があるらしく、奥が深いと思った。学校でやっているのが超簡単なケースだと思うと、仕事になったら大変なんだろうなと思う。ただ、ここまで来ると実際の実務経験が無いとなかなか授業で深みのある発言が出来なくなるので、自分の貢献度は大分下がっている気がする。楽しいけど、難しい。。